テスラ・バッテリー制御特許からのアイデア展開
おはようございます😊。昨日、地元の露店市場で、焼き芋パーティ用のさつまいもを購入した中小企業弁理士のnabです🥔。さて、昨日は、テスラのバッテリー特許を要約させていただきましたが、今回はその要約した特許のポイントから、アイデア展開を簡単に検討してみたいと思います。
①昨日の復習
前回のテスラ社のバッテリー制御特許のポイントは、バッテリー充電時の熱暴走を防止する為、バッテリーの電圧の経時的な変化率などのデータから、異常を判断してアラートを出すことで、潜在的な危険性をより適切に軽減出来るという点でした。イメージとしては、ある1点のデータではなくて、時間軸という線のデータから異常を判断するというものです。
※特許の詳細は以下の記事でご確認下さい。
②アイデア展開
では、この特許のポイントから、アイデア展開を考えてみます。いわゆる1点のデータではなくて、時間を含めた複数のデータから、判断を行うような場合ってないのかなー??みたいなことを考えてみます。例えば、どこかの会社の将来性を判断する場合において、前年度の売上高と今年度の売上高だけの比で、その会社の業績が安定しているかを判断するよりも、過去5年分の売り上げの推移から、業績が安定していると判断できる売上高の閾値を決定しておいて、今年度の売上高がその閾値の範囲内か否かで、会社の将来性を判断した方が、より信ぴょう性のある判断が出来そうですよね。これを、一部に取り入れた企業業績判断用プログラムみたいなことが考えられます。このように統計的な判断手法は、データマイニングの分野でビジネスモデル特許が創出出来るかも知れません。是非みなさんも、アイデアを創出してみて下さい。
※特許情報を活用すれば、アイデアを応用展開して、次の課題に取り組んでいくというスパイラルを生むことが出来るかと思います。
※ただし、特許からのアイデア展開を行って発明を創出した場合は、特許権侵害のリスクがついて回りますので、創出した発明(アイデア)の侵害判断、出願検討を行って、前記リスクを事前に回避することが必要になるかと思いますのでその点ご留意下さい。