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課題曲: On Green Dolphin Street

NYに戻って来て、その日の夜に先週ライブしていたNomadでくみこちゃんが歌っていたので行きました。 音楽には本当に助けられます。

このクラスもNYの明日の夜です!ジャズスタンダードでは本当にお馴染みの On Green Dolphin Streetです。インスト(楽器)でのバージョンはテンポが速いものが多いですが、ヴォーカルのものはヴァースもあったり、ゆったりなバージョンが結構ありました。

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忘れられない恋の想い出、あれは、本当にあった事なんだ!と想い返す歌です。

お薦めの音源はこちらです。

【お薦め音源/
On Green Dolphin Street】
幅広く人気のジャズスタンダード曲なので、シンガー、インスト共に良い音源がたくさん有りました!

Ella Fitzgerald
ギターのJoe Passとデュオです。
キーはEb。リズムはほぼボサノバです。前半でアルペジオ(ストレート)使っています。晩年のエラなので、声がディープでキーも低めです。

Sarah Vaughan
テンポはゆっくりめでリズムはラテンとスウィングが自然に交互に来ています。
キーはAbと高めです。
2コーラスの前にラテンのリズムでメロディを楽器が演奏したところに食い込む様に2コーラスめの歌がスウィングで入って来ます。

Tony Bennett
VerseヴァースをRubatoルバートで歌ってからゆったりしたテンポのラテン(ビギン)バラードです。キーはC。
エンディングはイントロで歌っていた感じでLa La Laで締めくくっています。
ストーリーの解釈が感じられるドラマティックなアレンジです。

Nancy Wilson
小粋なミデアム・アップテンポのスウィングです。インスト寄りの曲のアプローチだと思います。キーはF#です。
ビブラフォンの入ったイントロとエンディングがお洒落なアレンジです。

Jimmy Dorothy Original
この曲が使われた映画「Green Dolphin Street」1947年から
歌ってる男性シンガーはBill Lawrence
キーはDbです。

Movie Original Trailer
この映画のトレイラーです。イギリスの島を舞台にした物語です。
バックに曲のメロディが流れている部分が有ります。

Dinah Washington with Trailer
1961に録音されたこのバージョンは1990年にリリースされたようです。Walking Tempo Balladです。
キーはFです。

<インストバージョン>
Miles Davis
イントロのピアノはビル・エバンス。
1958年録音。キーはEb
ミデアムテンポのスウィングです。
豪華メンバーです。

Eric Dolphy & Freddie Hubbard
こちらもミデアムテンポ。キーはEb。
ジェームスにお薦めを聞いたら、こちらを是非聴いて欲しいと言ってました。
ヴォーカルのアプローチと違う軽快さがありますが、これをかけながら鼻歌の様に歌ってみるのも良い練習になります。

Wynton Kelly
テンポはちょっと早めのミデアム・アップのスウィングです。キーはEb。
うちで良くかかっていたバージョンで、誰かもわからず良く聴いていました。多分最初にこの曲を聴いたのはこれだと思います。

Count Basie Orchestra with
George Benson
これは凄いバージョン。ジョージ・ベンソンの歌、スキャット+ギター、ギターのソロもキレッキレだったのでインスト側に入れました(笑)
ミデアム・スウィングで、キーはFです。

Barry Harris
新宿のDUGでライブ(1996年)
この時私は客席いました!!バリーさんと初ご対面した日です。思い出深いです。ミデアムアップでラテンとスウィングが交互なバージョンです。キーはEb。

面白いのはインストの曲としての解釈のイメージと歌の曲としてのストーリー伝える解釈だと音楽性が全然違う表現になるので、自分が歌う時、どういうイメージと解釈かによって表現が変わって来るとおもいます!

受講される方はクラスでお会いしましょう!!

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