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断鏡亭日乗(4)

アインシュタインと横山松三郎 アインシュタインがノーベル賞を取ったのは 相対性理論ではなく「光電効果」によるものなのだそうだ。 今日俺たちがデジカメの写りがどうのこうの、 ああだこうだいえるのもアインシュタイン先生のおかげなのだ。 ありがたい。 昔、日本カメラで横山松三郎特集をやっていてぶったまげたことがある。 お城の櫓かなにかを撮った写真で空気感が凄かった。 まだ日本で「ホトガラヒー」とか言ってた時代だ。 箱館の人だと書いてあった。 何県かなあと思って調べると函館の旧

    • 断鏡亭日乗(3)

      フェルメールの「デルフトの眺望」 「カメラで言えば何ミリ位のレンズかな?」 と昔から思っていた。 35mmか38mmくらいかという感じだ。 「28mmじゃないな」とは思ってた。 キャノデートマチックの40/2.8くらいか? それを検証したくてパナの20-60ズームをポチってしまった。 もちろん中古。メルカリ。きれいだった。 ルミックスとは言いたくない。松下のレンズだ。 「写してみなはれ」 幸之助が頭の中でそうささやいた。 オランダには行ってみたいと思っているが 「トイレの

      • 断鏡亭日乗 (2)

        「STEINHEIL」 Culminar 85/2.8 München 日本語的に訳せば「石歓」だろうか? それとも「石喜」だろうか? 要するに「石万歳」みたいな社名だ。 「石歓」だとしても 石の様に固く写らない。 それにしても日本のレンズは地名を書かないものが多い。 「JAPAN」だけ。 「OBUSE」とか「AIDZU」とか「SHINAGAWA」とか「ITABASHI」とか 詳細は書いていない。 それに比べて 向こうは 「SCHNEIDER KREUZNACH」「CA

        • 断鏡亭日乗 (1)

          十数年前に 必要に駆られてRICOHのGX100を ヤフオクの中古で格安入手してから最後 「金輪際カメラとレンズは買わんぞ」と決意した。 GX100は誠に必要十分且つ「exclusive or」な ユニークなカメラで今でも愛用している。 フィルムカメラ・レンズの断捨離文化大革命を自分で起こした。 レンズは「ミリ1本」「28から135」までブローニーは1台、 35mmも1台という革命原則を掲げた。 もちろんズームは極刑。ノータイム。 一番悩んだのは沈胴ズミクロン50/2 9

        断鏡亭日乗(4)