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断鏡亭日乗(4)

アインシュタインと横山松三郎

アインシュタインがノーベル賞を取ったのは
相対性理論ではなく「光電効果」によるものなのだそうだ。
今日俺たちがデジカメの写りがどうのこうの、
ああだこうだいえるのもアインシュタイン先生のおかげなのだ。
ありがたい。

昔、日本カメラで横山松三郎特集をやっていてぶったまげたことがある。
お城の櫓かなにかを撮った写真で空気感が凄かった。
まだ日本で「ホトガラヒー」とか言ってた時代だ。

箱館の人だと書いてあった。
何県かなあと思って調べると函館の旧名らしい。
編集者も意地悪だなあと思った。
カッコをつけて書いてくれりゃいいのに。

現ロシア領の択捉島の生まれなのだそうである。
お墓は函館にあるらしい。

「ロシア領の択捉島」などと書いたりすると炎上してしまいそうだが
到底返してくれそうにないのだからしょうがない。
原潜がスイスイ通れる水路があるのだろう。
タラバもサケも取れるから俺だったら離さない。
サケといえば「鮭」の絵で有名な画家の高橋由一とともに
正倉院の調査 撮影もしたらしい。

デジカメで遊んでいられるのもこういった先達の
ご苦労の賜物だと思う。

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