「“よむ”お酒」を読んで、大事なことを思い出した
今読んで本当に良かった。
コロナの件で仕事がほぼゼロになった、この1ヶ月。
酒量がやたら増えた。
1年ほど前から、「夜に授業のある日は飲まない」というルールを決めて、コツコツ守っていたのだけれど、見事にそれが崩れた。毎日飲んだ。しっかり飲んだ。
やけ酒というほど悲壮感はないのだけれど(もともと、飲むと陽気になるタイプ)、これじゃ埋められないなというのはわかっていた。
(埋まったというか増えたのは、お腹周りのぷよぷよだけで、それはまた別の対策が必要。)
仕事のなくなった私は、自分らしさ、自分とは何かをどっかに置いてきてしまったみたいで、必死で今しかできないことをやろう、あわよくば別のことにも挑戦してみようともがいてみたけれど、そういう臨機応変な対応が得意じゃない自分に、さらにもどかしくなる毎日だった。
で、ふと、この本のことを思い出した。
読み始めたのは1月だったのだけれど、バタバタの年始が終わったと思ったら、あれよあれよという間にこんな感じのイレギュラー生活に突入してしまって、読むタイミングを逃してしまっていた。
でも、あの頃、忙しい慌ただしいままに無理やり読みきってしまわなくて、本当に良かったと思う。
お酒を飲んで楽しむこと、楽しい気持ちが、この本を読むことで蘇ってきた。量だけでいえば、しっかり毎日飲んでいたけれど、私が今までに飲んで感じたこと、仲間との思い出、「あの感じ」までは再現できなかった。
それが、ここに書いてあった。はっきり思い出させてくれた。
すごい失敗、粗相もひっくるめて、今はそれが恋しい。
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思い出した今。この1ヶ月もがいていたこと、悩んでいたことも、なんか少し冷静にとらえることができる。
ちょうど少しずつ、授業が再開し始めている。
今はそれに全力で取り組む時。
また、仲間内で楽しいお酒が飲める日を夢見て。あの最高な時間を迎える時のために、今は目の前のこと、頑張ろう。
自分にできること、やろう。
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