小ネタ＃11「美術系予備校生、通学ルートを変更する」

トップ写真は「Dansk キャセロール 21cm / ヤフオク入手」
NO.17：3.5L 1.8kg（70年代）

いま検索したら下宿のある東小金井から新宿まで21〜25分で到着と出た・・えええっ？　もっとかかったような気がするが、どうなんだろう。昔の記憶は当てにならない。というか、予備校は新宿御苑のほうだから、新宿駅の広い構内を出て新宿大通りを東に進んでとかなり歩く。まあ15分はかかるもよう。

中央線で通学し始めてしばらく経過した頃、満員電車にうんざりして、何か良い方法がないかと思案して、荻窪で地下鉄丸ノ内線に乗り換えることを思いついた。これだと荻窪は始発駅なので座って新宿まで、どころか予備校のある新宿御苑まで行けるので数倍は楽ちんになった。（御苑の駅からは徒歩１〜２分）

すると、御苑にも慣れてきて御苑のなかでおやつを食べたり、デッサンやデザイン実習に疲れた際にはごろっと寝転んで昼寝もできた。当時の入園料は100円以下だったと思う。（今は500円。学生＆65歳以上は半額）

そうそう、新宿駅から予備校までのちょうど真ん中に画材屋があって（おや、今でもあるみたい）、石膏像がたいへんお安く売られていた。他の画材も安いほうだったけど、石膏像の安さにおいては定評があった。「甘いよね？」「うん甘い」。何が甘いって「型取りが甘い」というかゆるいのだ。（むかしの話ですから）

大顔面のような、アバタのような、アグリッパのような、ビィナスのような、メヂチのような、ブルータスのような、アマゾンのような、アポロのような、アリアスのような、マルスのような、モリエールのような、ヘルメスのような、ジョルジョのような、ラオコーンのような・・「のようなシリーズ」だったような？？？
＊一般的な石膏像販売サイト：https://sekkouzou.shop-pro.jp
＊某ゆる系石膏像販売サイト：https://webshop.sekaido.co.jp/product?parent_category_sm=モチーフ&child_category_sm=石膏像

ちなみに今売りに出している相方の実家には、モリエールとヘルメスが倉庫に鎮座している。調べたら、処分の分類としては・・燃えるごみだそうです。。。きゃあ
暗い倉庫に置いておくと、戸を開けた際にうっすらとした光が入り、そして見える光景が・・泥棒よけになる・・といううわさも〜