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わたくし事2)「わたしは琺瑯鍋コレクター。まさか自分が無機質の「nabe」に恋するなんて・・・」

来年100周年を迎える「ル・クルーゼ社:LE CREUSET」、その創業は1924年。つまり私が集めていた琺瑯鍋は「ヴィンテージ」もので、私は古い時代の琺瑯鍋のコレクターということになります。(近頃人気のSTAUB社の創業は1974年)

*ご参考までに。古美術の世界で「古陶」などと「古」が付くのは鎌倉以前と決まっています。ふつう京都で老舗というのは室町以前の創業をさすので、そんなものから較べれば、きわめて新しいヴィンテージ鍋といえます。

さて、私のコレクションには仏製のLE CREUSETやCOUSANCES(後にル・クルーゼ社に吸収)だけでなく、DanskやFINELなどの北欧製の琺瑯鍋もあるのです。そして今年、20年かけて収集した鍋類を手放すことを決心し、そのために資料作りを行なったのです。それが電子本の「Nabe Quest 2023」です。この電子本にはそれぞれの鍋についてだけでなく、その入手の経緯(オークションの様子)なども含めた記録が156pにわたって紹介されています。

電子本「NabeQuest 2023」、希少な「コケル/Coquelle」という鍋が表紙を飾っています。

私の鍋たちは、ほぼヤフオクとeBay(U.S.A.)で入手したものです。収集当時は現在のようにヴィンテージ鍋を扱うネットショップは少なく、日本のヤフオク出品者がeBayで落札し、それをヤフオクに出品していた時代だったのです。
*eBayというのは世界最大のオークションサイト。(その日本版がセカイモン)

拙著「NabeQuest 2023」、最初の数ページを見本としてご覧ください。

  • フランス、パリの美術館の展示物である「LE CREUSET社のCoquelle」

  • はじめに

  • 目次

と、こんな具合です。相方の「実家仕舞い」をレポしないといけないのに・・が、コレクションも整理しないと私が亡くなったときに家族が苦労することは目に見えています。長い間の懸案事項は「実家」だけでなく「鍋クレクション」もあったというわけです。

実はコレクションブックの「NabeQuest」は、紙で制作したバージョンもあるのですがページ数が16pと少なく、写真だけのコレクション集なのです(鍋の資料なので送料分の負担で入手可能。窓口はBASE)。

note、始めたばかりでよく分からなくて、noteで例えば「電子本を売る」としたらどういう方法があるのか、これから色々調べないといけないと思っています。

ちなみに拙著11冊は料理レシピ本以外はAmazon独占で売っています。料理レシピはAppleBooksにても販売中。ただし日本ではAppleBooksが電子本の本屋としての認知はないので、AppleBooksにアップロードした電子本はもっぱら「献本用」に使っています。



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