世界一好きなパパとの話♪<#清潔のマイルール>
「#清潔のマイルール」というお題で絵本のような文章を書いてみました。
ふふふ、りりなちゃんはどちらを選ぶかな?
↓ ここからお話はじまり、はじまり😉
「りりな、今日はママ帰りが遅くなるけれどお留守番できる?」
イチゴジャムをスプーンいっぱいにすくってこんがりトーストにのっけようとした時に、ママが言葉が耳に入ってきて「ああっ」と思ったら、スプーンからイチゴジャムが飛び出してテーブルが赤色に広がった。
「もう、気をつけてよ。りりなはもう3年生でしょう」とママがウェットティッシュを1枚取り出した。
「はい、これで拭きなさい」
ひらひらしたウェットティッシュは、ママが一番お得なのよというメーカーのものらしい。
りりなはおばあちゃんが手作りしてくれる台ふきんが好きなんだけどなぁ。
でもそんなことは言わないほうが良いとわかっているから、黙って受け取ってテーブルをふきふきした。
ママはいつもウェットティッシュで手をよく拭くのよ。と言い、
近くに住むおばぁちゃんは、ウェットティッシュはもったいないから、手をよく洗ってタオルで拭けばいいのよ。と言う。
ふたりはなんで言うことが違うのかな。
そのことを担任の田辺先生にどっちが正しいですか?と聞いたら、
「うーん、どっちも大事だから、両方すればいいんじゃない?」って。
おとなってよくわからない。
だから、りりなは世界一好きなパパに聞いてみた。
「パパ、ウェットティッシュと手を洗うのはどっちがいい?」
パパはやさしく笑ってわたしの目を見た。
「りりなはどっちがいいと思う?」
「りりなはね、ウェットティッシュはびしゃびしゃしてあまり好きじゃない。」
「じゃぁ、手を洗うのは好き?」
「えっとね、いまは水で手を洗うと冷たいからいやだなぁ」
「ははっ、どちらもイマイチか!」
パパは笑って頭をぐしゃぐしゃしてきた。
「パパがこどもの頃はウェットティッシュはなかったから、いつも手を洗っていたよ。大人になってウェットティッシュを使うようになったら、まぁ、どこでも手をきれいにできるから便利だなぁと思った」
「どこでも手をきれいにできる?」
「ほら、ポケットティッシュみたいにね」と、近くにスーパーでもらった手にのるサイズのウェットティッシュを目の前に出した。
「こんな世の中になったから子どもは特にかわいそうだな。でも、ウェットティッシュや手洗いどちらでもいいから、目には見えない汚れや悪さする“キン”を常に意識することを忘れてはいけないよ。パパも面倒だと思っても手洗いとうがいはよくしているよ」
「パパがしているなら、りりなもするようにする!」
「そうだ。今度、りりなに”ONE PIECE”の絵が描いてあるウェットティッシュとタオルを買ってくるよ。両方持っているといいよ」
「わぁ、やった!パパ約束だよ。ゼッタイだよ!」
これで、おしまいでーす。😸
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~