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プロゲーマーからみたゲーム依存

こんにちは、心理士のなべたです。

この記事では、「ゲーム障害再考」という本に掲載されている、プロゲーマーのゲーム依存に関するインタビューを読んで、私が感じたことをまとめました。


ゲーム依存の人はそれで悩んでいるのか

「一日10時間以上プレイしても、私はそれで悩んでいない。10代の頃はひきこもりがちだったけれど、ゲームを通じて友だちができた。ひきこもりでも、オンラインでコミュニケーションを取ることはできる。だからそれ自体は大きな問題だとは思わない」

プロゲーマー にしざわ学園(一部改変)

ゲーム依存の子どもたちと話すと、多くはゲームの使い過ぎには困っていない。問題は、しばしば親との関係にあり、その悩みをネットの友達に打ち明けては、気分を紛らわせていることも多い。
ゲームの世界へののめり込みは、現実の生きづらさからの一時的な逃避手段となっているのだと思う。

ストレスが増すと、引きこもりが自己防衛の手段になることもあるはず。
もしゲームがその時の心のよりどころになるならば、それはそれで良いのではないかと考える。
大切なのは、子どもが抱える悩みの背景を理解することだと感じた。

環境を整えること

「もし親がずっとお金を出してくれてたら、きっとずっとゲームばかりしてたと思う。でも高校卒業した時、ゲームをしながらお金も稼ぎたいって考えた。だから、お金を効率よく稼いで、残りの時間は全部ゲームに使うって決めた」

プロゲーマー にしざわ学園(一部改変)

ゲームが好きなら、ゲーム以外のこと効率よくこなしていくということが大事なんだと思う。
子どものころから、時間を大切に使うことを学ぶのは、ゲームを楽しく続けるためにも、人生を豊かに彩るためにも、とても重要だということ。

もし学ばなければ、いつの間にかゲーム以外の世界を見失い、息苦しい日々に陥ってしまう。
要するに、ゲームを続けるために自立をすることが大切で、そのための適切な環境作りや仕組みを整えることが大切だと思う。


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