仕事に夢中になる方法

今日は、現場で施工管理の仕事をしていました。「土曜日に仕事をするなんて大変」と思われる方がいるかもしれません。
しかし、この仕事は私は好きでしている事です。私自身は大変だとは思っていません。

私の仕事は設備工事の施工管理です。営業,積算,受注,協力会社への交渉,発注,施工管理,図面作成,回路設計と多岐にわたります。
現在は、これらの仕事を組織化しようとチームメンバーと一緒に事業拡大中です。

思えばここまでくるのに多くの時間がかかりました。会社の事業は建築資材の卸売業です。元々は工事会社様のみに資材の販売をしていました。
業務拡大の為、お施主様に営業をしていた時期がありました。その頃の私は、会社の力を過信し無鉄砲な営業を繰り返していました。

私は「卸売会社が直接お施主様に営業すれば、絶対にうまく行くでしょ！」と思い、強気な飛込み営業を繰り返してしました。

しかし私が目の当たりにしたのは、面談しても断られ続ける辛い現実でした。

私は「お施主様も商品を安く買えるのに、何故取引してもらえないんだ」と疑問に思っていました。ある時、お施主様の担当者様に言われた事があります。

「安く売るだけの業者なんて価値はない。お宅の価値は何なの？」と言われ
私はショックを受けました。
今まで私が価値が高いと思っていた卸売業の「安く売る」ことは、お施主様にとっては価値が低かったのです。

　この出来事は、仕事の価値を考えるきっかけになりました。「私達が生み出す価値って何だろうか？」と。

　その後たまたま工事の仕事に携わる機会を頂きました。それがきっかけで施工管理やCADを勉強し、工事受注という武器を手に入れました。

工事には今まで私達になかった「私達が生み出す価値」がありました。
私達が生み出す価値によって、お客様から喜ばれる。私は仕事がどんどん楽しくなっていきました。

工事は土日祝日に行われる事が多い仕事です。それでもお客様から「ありがとう」の言葉を聞きたくて今の仕事を続けています。

これが、仕事に夢中になる方法です。