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雨の日の梅めぐり

2月某日、ちょうど梅のシーズンでしたので、天気は微妙でしたが京都の北野天満宮まで梅を見に出かけることにしました。

降ったり止んだりの天気


梅のシーズン

関西近郊ではだいたい2月あたりが梅の見頃のイメージ(品種にもよりますが)で、そして3月末〜4月頭になれば桜が見頃かなってところです。なので、まだまだ寒いもののちょっと春の訪れを感じるのが梅で、暖かくなってきて、新学期・新年度の慌ただしい時期に見るものが桜、のイメージがあります。なんとなくですけどね。

梅と桜はそれぞれ日本列島を北上するように開花前線が進んでいきます。関西では基本的に梅が先行して咲きますが、北上スピードがそれぞれ異なるため、北海道など北日本では先行していた梅前線に桜前線が追いつき、梅と桜を同時に楽しめるというちょっと不思議な感覚を味わうことができます。GWなのに梅と桜が咲くんです。

2019年5月 北海道神宮にて
Canon EOS kiss x7i

ちょっと話題を戻しまして。関西近郊にも梅の名所はたくさんありますが、品種によって開花時期も異なるので、事前にある程度リサーチしておくことをお勧めします。よくある観光サイトや鉄道会社のHPなどに見頃情報の掲載があるのでこちらもご参考に。


北野天満宮と菅原道真

参道沿いにある東向観音寺
菅原道真が幼い頃に勉学に励んだ土地とのこと

北野天満宮といえば、学問の神様として知られている菅原道真が祀られており、私も受験期には大変お世話になった記憶があります。ちょうど受験期である2〜3月こそ、まさに梅のシーズンなので「梅の咲いた北野天満宮」を穏やかな気持ちで参拝できた記憶がありませんが(笑)

そして北野天満宮には菅原道真ゆかりの梅が約50種1500本の梅が植えられているそうで、境内にある梅苑「花の庭」で様々な梅を鑑賞することができます。この日は花の庭に行く気満々でしたが、見事に財布を忘れてしまいましたので泣く泣く境内の他の梅を楽しみました(それでも十分綺麗でしたよ)

京都には「雪月花の三庭苑」と総称される3つの庭があります。妙満寺「雪の庭」、清水寺成就院「月の庭」、そして北野天満宮「花の庭」です。松永貞徳作の庭園巡り。渋いですかね。

地主神社へ

北野天満宮の少し変わったポイントとして、参道を歩き楼門を入ってまっすぐ歩いたところに本殿があるわけではなく、本殿自体は少し横にズレたところにあります。元々ここには地主神社があり、のちに菅原道真を祀るための本殿を建てたという歴史的背景があるようです。北野天満宮は本殿の周辺にも拝んでおきたい摂社、末社があるので時間があるときはゆっくり回ってみたいですね。

何を言うてんねん ということで
赤線が参道ですが、本殿(ピンの部分)は参道から西にズレたところにあります

そして、北野天満宮近くには「北野白梅町」という地名がありますが、この「白梅町」という地名は豊臣秀吉由来らしいです。てっきり菅原道真関連での名付けかと思っていました。

雨の日は雨の日らしく、写真を撮る

こういう雨の日は全体的に花や建物が湿ってしっとりした雰囲気になります。なので、少しアンダー気味に撮ってみると、花と建物の明暗差がメリハリとなって雨の日のちょっと重たい空気を感じられる写真になるかな〜って思っています。知らんけど。

なので、こんなふうについつい暗めの背景を持ってきたくなります。背景にはあまり主張させたくない時は、曇りや雨の日がちょうどいいのかもしれません。木の幹が濡れて黒っぽく映るのでよりコントラストが増しますし。

そういえば、SIGMA fp Lを手にした当初はパウダーブルーを気に入ってましたが、最近の写真はほとんど「FOV Classic Yellow」を使っています。Standardに比べるもややコントラストが強めに味付けされている印象なので、硬すぎる時はコントラストを下げる方向でちょっと調整はしています。

ということで、雨の日でもめげずに写真を撮りに行きましょうと、自分に言い聞かせて数ヶ月後に迫る梅雨シーズン乗り切ろうと思います。そういえば梅雨って「梅」は咲いていない時期なのになんで梅の雨って書くんでしょうね。また調べておきます。

photo
SIGMA fp L
SIGMA 35mm F1.2 DG DN Art
LEICA Elmarit-M 28mm F2.8 ASPH.

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