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淡路島に行った日のこと

島巡りっていいですよね。やっぱり関西在住だからこそ、近くにある瀬戸内海の島々を巡る旅に行きたいと、2日に1回は思います。とはいえ、フェリーを使ったりと移動手段の制約は大きく、ある程度下調べしてからでないと行きにくいのも事実。で、そんなある日、友人とまずは手頃に行けるところということで、淡路島へドライブに行ってきました。

写真に写っている彼はフィルムカメラ使い。お恥ずかしい話、私はフィルムカメラを噛んでいないのであまり詳しくはないのですが、聞いてみるとハーフサイズのフィルムカメラとのこと。確かオリンパスPENシリーズでした。タバコ吸ってくるわ〜と言いながらフラフラ階段を降りていき、こちらを振り返って写真を撮っています。背景に広がる青い海、右手にはタバコ。左手にはフィルムカメラ。なんという贅沢。私はタバコは吸いませんが、今度会ったら銘柄聞いておきます。

そんなフィルムカメラで撮った写真を何枚か見せてもらったことがあります。他の人が撮った写真を見るのも面白くて、なんでこの写真を撮ったのか、その時どんなシーンだったのか、1枚の写真からは信じられないほどの情報が眠ってたりもします。彼が実家のベランダで撮った父親の写真、旅先で死ぬほど長い踏切待ちの時に撮った写真、東北に行った時の写真、どれも本人にしか撮れない写真がたくさんでした。

この日一緒に行ったもう1人の友人は、「集合時間の何時間も前に目的地に着いて、1人でその街をぶらぶら歩いてみた」経験の持ち主。あとはカメラ持つだけで完成じゃないですか、、と私は思うのですが、趣味の強要はよくないですからね。知らない町を歩いて、神社にお参りしたり、小高い丘から景色を見たり。これもその人にしかできない贅沢なんだと思います。

人には人の贅沢の仕方がある

私は夕方から夜にかけて刻一刻と空の色、街の様子が変化する時間帯が好きで、旅先でも夕日が見れそうなら日没の前後2時間くらいをその景色を見ながら過ごしてしまうこともあります。わざわざ旅先で2時間も・・・?と思うかもしれませんが、これは私なりの贅沢なんです。

右手にタバコ、左手にフィルムカメラの彼、知らない町で何時間も潰せる彼女、いつまでも夕暮れを見届ける私。皆さんの贅沢もぜひ教えてください。

photo :
SIGMA fp L
LEICA ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

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