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【JICA海外協力隊】#17 240927「ゴミまみれの道を歩く日々」

こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。

本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。


今日は金曜日。一昨日ドミトリーから同期一人が任地に向けて旅立ちました。

見送る側になるのはいつも寂しいものですね。

来週にはもう一人同期がディスパッチする予定で、どんどんドミトリーから同期が旅立っていきます。

今残っているのは4人。最初は10人で賑やかに住んでいたドミトリーもだんだんと静かになっています。

人が少なくなって逆に各々の時間を楽しめるようになっているとも言うべきか。


なべみは色々な事情が重なってまだ1〜2ヶ月くらいはドミトリー生活が続きそうな予感です。

最初は家がない不安でいっぱいでしたが、今はもう家のある生活を諦めているので不安はあんまりないです。

諦めると言うと少し語弊がありますが、家探しに関してあんまりいろんなことに期待していないというか。ドミでの生活は一人よりもお金かからないし掃除もしてもらえるし、まあいいかといい意味で諦めている感じです。

JICAに「早く家に引っ越したいから早く探してほしい」と言ってしまえば、早く探してくれる代わりに古くて変な家になる可能性も十分あるわけで。

職場にもドミトリーから通えていますし、今の暮らしでそこまでの不便を感じないので、pang'ono pang'ono(現地語で「ゆっくり、ゆっくり」という意味)精神で、家が決まるのをのんびり待つことにします。


さて今回は、街中のゴミ問題について書こうと思います。

本日も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。



道中どこを歩いてもゴミばかり

任国に赴任してから日々感じていることがあります。

それは道端に落ちているゴミの多さ。

どこを歩いてもゴミだらけ。道端の側溝を除くと必ず大量のゴミが落ちています。


本日の一枚。街中にはゴミが溢れています。


観察してみると主にプラスチック製のゴミ、食べ物が入っていたと思われるゴミが多いように思います。

例えば、道端でよく売られている「マンダジ」。油で揚げたドーナツのようなおやつです。

これを買うと必ず売り手の方が青いビニール袋にマンダジを入れてくれます。


これがマンダジです。買うと売り手の方がこんな青い袋にマンダジを入れてくれます。1個15円くらいの激安激うまおやつです。


安いしおいしいしとにかく手軽なので、食べ歩きながら歩くことも。

しかしこの手軽さによって、食べ終わった後に道端にこの青い袋を捨てていく人をよく見かけます。


車からゴミをポイ捨てする文化

さらにある日、いつものように道路を歩いていた時のこと。

向かい側から一台の車が走ってきました。

もちろん車が走っているのはいつもの見慣れた光景です。

しかし次の瞬間、助手席側の窓から女性があるものを外に向かって放り投げてきました。

それは飲み終えたドリンクの瓶。

道路に投げ捨てられた瓶は割れてしまい、車に乗っていた人はそのまま走り去ってしまいました。

その光景を見たなべみはびっくりして一瞬その場で固まってしまいました。


任国では道端にこれだけゴミが落ちているので、歩行者だけでなく車からゴミを捨てる人がいるのもわかります。

ですがまさか瓶のゴミを車から投げ捨てる人もいるとは。

なべみはその光景に遭遇して、ただただ驚きでした。


「みんなやってるし」とふと思う自分もいる

このように、なべみの任国では街中にゴミが落ちていたり、道端にゴミをポイ捨てしている人がいたりするのは、残念ながら普通の光景になっています。

日本では考えられないことでしたが、任国では毎日ゴミまみれの道を歩く日々を送っています。


そしてここからは自分への戒めになるのですが、こんな風に「なんでみんなゴミをポイ捨てするの? 街が汚くなるでしょう!」「ゴミ捨てちゃダメ!」などととやかく言う私も「みんなポイ捨てしてるし私もポイ捨てしようかな」という悪魔の思考がよぎることがあります。

例えば食べ歩きをし終えた後のゴミを家に持ち帰るのが面倒になってしまう時です。

自分の身の回りにゴミが落ちていると「まあみんなやってるしゴミ捨てたっていいか〜」と思うこともあります。

その時は自分が良くない形で任国に適合してしまっていることに気づき、「手に持っているマンダジの袋をポイ捨てする」という行動を取ることはありませんでした。

しかし、こういうネガティブな面で慣れや驕りが出てきてしまうのは恐ろしいですね。

改めて考え直すと「ポイ捨てしようとした自分最低だな」と思いますね。


そして、果たしてここまで根付いた「ポイ捨てする」という現地の人々の習慣を変えていくことはできるのか。

同期の環境教育隊員に話を聞くと「ここの人たちは捨てたものが全て土に還ると思っているのかもしれないね。ビニールとかペットボトルとか瓶とかであっても」とのこと。

ポイ捨てをなくして綺麗な街を作るのにはまだしばらく時間がかかりそうです。


あとがき

本日もお読みいただきありがとうございました。

今回は街のポイ捨て問題にフィーチャーしてみました。

赴任当初こそは「ゴミの多い街だな〜」と思っていましたが、今ではゴミまみれの道を歩くことにすっかり慣れてきている自分もいます。

赴任当初に感じたことが日常と化す前に、記事として書き記しておけてよかったと思います。

これからも身の回りの出来事が当たり前の日常になる前に、こういう場で文字情報として書き記していきたいと思っています。


いつもお読みいただきありがとうございます!

これからもよろしくお願いします。


ではまた次回お会いしましょうさよなら〜👋👋👋

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