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【JICA海外協力隊】#18 241004「なべみの活動3週間を振り返ってみた」

こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。

本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。


配属先での活動も、三週目を終えようとしています。

この3週間、自分は何をしていたんだろうとふと思うことがあります。

胸を張ってやっていることと言えば、同僚たちへのあいさつキャンペーン、同僚たちのミーティングへの同席、配属先での取り組みに関する大量の資料の読み込み、CPとの簡単なミーティング、自分が配属先でやりたいことをまとめて、同僚から依頼されたパワポのデザインを作るくらい。

他の同期隊員たちが即戦力として各々の配属先で活躍している話を聞くと、自分がこの3週間でやっていることなんて本当にちっぽけで、職場の即戦力にすらなれていないことに少々葛藤しています。

でも日本ですら職務経験が長くない自分にできることがないのは、至極当然のこと。

「私は配属先に行くだけでもえらいんだ」と自分を鼓舞しながら今日も頑張ります。


さて、いつもの如く前置きが長くなりましたが、なべみは任国に赴任してからもうすぐ2ヶ月が経とうとしています。活動が始まってからは3週間経ちました。

今回は、この3週間のなべみのこれまでの活動を振り返ろうと思います。

本日も相変わらずの自己満記事になりますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。


本日の一枚。外で同僚とお昼ご飯を食べていたらテーブルの下に野良猫がやってきました。ご飯を分けてほしかったのか、ずっとミャーミャー鳴いていました。やっぱりどの国でも猫は可愛いです。手前の葉柄の布はなべみが選んだチテンジ(アフリカ製の布)で、仕立て屋さんに作ってもらったスカートです。




3週間の活動を通して感じる良いポイント

① 依頼された仕事は全て引き受ける姿勢

これは度々noteの記事でも取り上げていますが、依頼された仕事はたとえ無理そうなことでも、全部引き受けています。

できないと思うことでも決して "No" と言わないように心がけています。

依頼する側(同僚)が期待しているような成果がどうしても出せなそうなものに関しては「今の自分には完璧な成果物にならないかもしれないけど、最善は尽くします。やらせてください」と自分の素直な気持ちを伝えるようにします。

もちろんこれまで与えてもらった仕事を通して、自分が思い描いているような成果にはまだまだ達していませんが、この地道な積み重ねがいつか大きな形で実ることを祈って今日も目の前の仕事に着々と取り組んでいます。


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② 毎朝の挨拶キャンペーン

訓練所にいた頃、講座や協力隊経験者の方々から「配属先での挨拶はとっても大事」という話を幾度となく聞いてきました。

なべみは配属先での活動が始まってからの日々、出勤したら必ず全員のオフィスを回って挨拶をしています。

ナショナルスタッフ(現地人のスタッフ)には現地語で、インターナショナルスタッフ(なべみのような現地外出身のスタッフ)には英語で挨拶をするようにしています。

特になべみにとって現地語はまだまだ赤ちゃんレベル。簡単な単語や挨拶くらいしかわからないので、ナショナルスタッフにはいつも現地語を教えてもらっています。

ここマラウイの人たちは特に何かを教えたり、困った人を助けたりするのが好きなんだなと感じます。

「これなんて言うの?」「今の英語でどういう意味?」って聞くと、必ず親切に丁寧に教えてくれます。


同僚が仕事中のタイミングで挨拶に行っても、必ず仕事の手を止めて挨拶に応じてくれます。

一日一回の朝のコミュニケーションがあるおかげで、その人のことが自分の中で印象に残ります。

この日々の積み重ねで同僚たちとの信頼や絆を育んでいくんだな、と毎日感じています。

なべみにとっては挨拶回りに行く毎朝の習慣が、ある意味地道な草の根活動です。


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③ 恵まれた職場環境に対する感謝の気持ち

なべみは本当に職場環境に恵まれているなと常々感じています。

例えば、私のような外国人がマイノリティにならない環境であること。

なべみは、外国人が普通にいる環境で活動させてもらっています。

6~7割はナショナルスタッフで、それ以外はインターナショナルスタッフ、といったところでしょうか。

割合で見ればナショナルスタッフの多い環境ではありますが、外国人に対する理解が非常にある職場なので、互いの違いを共に認め合うのが自然な環境にいます。

そんな貴重な環境にいることに日々ありがたみを感じています。


また、職場にはスタッフのお手伝いをしてくれるお手伝いさんのような人たちがいます。

オフィスの清掃やお菓子の配布、コーヒーの給仕、スタッフの昼食の調達、弁当の温め、弁当箱の洗浄、さらには個人の買い物まで、様々なことをしていただいています。

なべみは最初、自分でできるようなことをお手伝いさんにお願いすることに抵抗があって、弁当は自分でレンジで温めに行ったり弁当箱は自分で洗ったりと、全て自分でやっていました。

でもある日、それを見たお手伝いさんの一人が「次は私がやるからね」と優しく声をかけてくれました。

それからは多少の遠慮の気持ちは残りつつも、以前よりも気兼ねなくいろんなことをお手伝いさんにお願いできるようになりました。

お手伝いさんが私の代わりに色々な雑事をしてくれるおかげで、私は毎日様々な仕事に時間を割くことができています。

いつも感謝の気持ちでいっぱいです。


他にもオフィスにエアコンが付いていたり、私専用の机があったり、トイレがいつも綺麗だったり、セキュリティが常にしっかりしていたり、同僚やセキュリティスタッフ・お手伝いさんたちが全員優しくて親切で温かかったりと、本当に恵まれた環境で日々活動に取り組めているなと感じます。

日々感謝は尽きません。


改善ポイント

以上、ここまでは自画自賛になってしまいましたが、なべみの3週間の活動を振り返ってみてのグッドポイントをまとめました。

ではここからは、個人的には公開するのが少々心苦しいですが、なべみの活動の反省点・改善の余地があるポイントをまとめていきます。


① 語学力

まずは何よりも語学力。英語も現地語もどちらもまだまだ伸び代あるな〜と感じる日々です。


仕事では英語を使いますが、ナショナルスタッフとの会話やお手伝いさんたちとのコミュニケーションでは現地語を使うこともあります。

職場のお手伝いさんたちの中には、英語が話せない方もいらっしゃいます。

英語が話せない方ともコミュニケーションを取るには、私が現地語を覚えるしかないなと思っています。

言語が原因で話すきっかけがなくなってしまうのはあまりにも勿体無い。

「現地語のみを話すスタッフとも言葉を通して繋がりたい」その想いで今日も職場にいるたくさんの先生たちから現地語を教えてもらっています。


現地語だけでなく、なべみは英語にも課題が残っています。

語弊を恐れずに言うとすれば、訓練所にいた頃のなべみは、自分で「英語ができる方」だと過信していたように思います。

ですが配属先に来てからは、同僚たちの会話のスピードがとても速く、なかなかついていけない時が多いです。

同僚たちの会話になかなかついていけない日々がもどかしいです。

今はドミトリーにいるので家に帰れば日本語を気軽に使える世界に戻ってしまい、まだまだ英語や現地語を使わない時間の多い日々が続いていますが、これから一人で生活するようになればより現地の人たちとの交流が増えるので、今以上に英語や現地語が上達するようになるのかな、とも思ったりします。

今の自分にできることを精一杯やりつつも、Pang'ono pang'ono(ゆっくり、ゆっくり)で地道に足を進めていこうと思います。


② 挨拶のネタ・レパートリーが少ない

先述したように、なべみは毎朝出勤したら同僚たち全員に挨拶キャンペーンをしています。

Good morning how are you? から始まる気軽な挨拶も、もちろん挨拶の一種ですが、なべみはこれにプラスアルファの会話ができるようになりたいと最近思っています。

例えば「今日寒くない?」「昨日の夜はどうだった?」などの日常会話や、その人との特有の会話のネタができるといいなと思っています。

「あなたが好きって言ってたバナナ、あそこで1000クワチャで売ってたよ」とか「昨日お子さんが風邪ひいたって言ってたけど具合はどう?」など。

その人との関係性を作っていくには、その人のことを知って覚えるだけでなく、知って覚えたことをその人との会話の随所で話題にして「私はあなたに関心がありますよ」ということをアピールすることが大事なような気がします。

コミュニケーションはインプットよりもアウトプット。

また、英語だけでなく特に現地語での挨拶は本当に簡単なフレーズしか知らないので、現地語でも英語レベルでコミュニケーションを取れるようになるために、毎日ひたすら現地人から教えてもらい、教わった内容を積極的にアウトプットしていこうと思います。


③ 名前を呼んでいない

これはなべみにとっては致命的かもしれないです。

毎日同僚の名前を呼ばないことが多いです。というか一回も名前を呼んだことのない人の方が多いです。

全然覚えていないこともあれば、覚えているけど「この人はBrianだっけ?」と自信がないこともしばしば。

せっかく同僚から何度も名前を聞いて覚えたからには、自信を持って同僚の名前を呼べるようになりたい。

もし相手の名前を呼び間違えても大丈夫。

厳密に言えば大丈夫ではないけど、間違うことを恐れて名前を呼ばないよりもマシ。

もっと積極的に同僚たちの名前を呼んで、さらに距離を縮めていきたいです。


④ 仕事が降ってくるのを待っている

これもなかなか致命的だなと反省しているポイントです。

活動開始から3週間経った今でも、なべみにはカウンターパート(職場の上司)と活動内容の話を進められていない現状があります。

とにかくカウンターパートが忙しすぎてなかなかオフィスにいない日々。今日は金曜日ですが、今週はまだ一度もカウンターパートに会っていません。

なべみはそれを理由(言い訳)にして毎日何もせずただ机に向かってパソコンをいじいじする日々を送っています。


ですがある日「このまま何もしないんじゃダメだ」とふと思い、どうしたらいいかを考えました。

そこでいくつかの方法が浮かびました。

  • 他の同期隊員に相談する

  • カウンターパートとの話し合いに向けて自分のスキルを示す資料を作る

  • 他の同僚に相談してみる


今週から一つずつ手当たり次第にやっています。

何かをただひたすら待つのではなく、とにかくなんでもいいから何か行動を起こすことが一番大事だなと痛感しています。

なかなか思い通りにいかない日々。でもそれは当たり前のこと。

その場その場で自分にできることを見つけながら、試行錯誤を繰り返す日々になりそうです。


あとがき

本日もお読みいただきありがとうございました。

今回は、なべみの活動3週間を振り返った記事を執筆しました。

自分にできていることを晒すのはいいですが、できていないことを正直に曝け出すのはまだまだ抵抗がありますね。

いいところ、すごいところを見せたり自慢したりするのは簡単ですが、そうでないところを曝け出すのは難しい。

でも自分にできていないこと、失敗したことを公にすることにこそ意味があるのでは、と思ったりします。

今自分がこうやって活動でもがいている姿が文字になって、いろんな人が閲覧できる情報源になっている。

この荒波もいつか自分の糧になることを信じて。


いつもお読みいただきありがとうございます!

なべみの励みになっています。


またあなたにお会いできることを願って。その時までさよなら〜👋👋👋

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