どんな家がほしいか?一戸建てなら

自宅購入を検討中。最初は注文住宅をたてようと思い、設計まで行ったが、土地が高い。さらに、検討中のエリアではそもそも土地があまり出てこない。ということもあり、現在は中古マンションを購入し、リノベーションをする方向で進んでいる。

家がほしいと思ったら、家を書く目的を明確化しないとならない。なんとなく家を買うよりも、目的があったほうが進む方向もわかるし、どの状態になったら納得か?の判断基準もできる。そして、優先順位の付け方も決まってくるので、何を削るのか?も考えやすくなる。ここらへんは、アプリ開発や何かしらのプロジェクトをすすめるときと同じだね。

家の場合だと、大きく分けて2パターンあると思う。一つは、どんな家に住みたいのか?がベースになるパターン。もう一つは、どこに住みたいか?がベースになるパターン。機能性やデザイン性を重視したい人は前者になり、利便性や既に土地を持っている人は後者になる。

我が家が購入を検討し始めたのは、寒い家が嫌だからなので、最優先事項は機能面である。高気密高断熱というのがキーポイント。利便性や場所は機能面よりも優先順位は高くなかった。

なぜ高気密高断熱が優先順位が高いかというと、寒くてストレスを感じずに快適で健康的な生活を送るためなのであるので、このワードにこだわりすぎても仕方ない。性能面を重視しすぎて、普段の生活での快適性や気持ち的な満足感だったりも含めて、快適で健康的でないといくら高気密高断熱な家を作ってもしょうがない。機能だけすごくて、気分がいまいちになる家なんかでもダメなのである。結局は心身ともに健康的に過ごせる家がいいわけ。

方向性が決まったところで、では実際に高気密高断熱な家って何よ?ということになる。お友達のお家に行って、温かい家だったよー!じゃあ、高気密高断熱だね!とはならない。人の感覚なんて人それぞれなので、感覚値で何千万もするようなものを買うことはできない。なんたって、買ってみて違ったら別の買ってみればいいか!という金額ではないのだ。確実に目的に到達しなければいけないのだ。

となると、数値化されたなにかで判断するのが、最も確からしくなる。高気密高断熱の数値ってなによ?となる。ここは本を読んだり、Youtubeを調べたりしていると、こんなキーワードに出会う。C値、Ua値。どうやらここらへんが高気密高断熱を数値化しているものだと気づく。だがしかし、C値、Ua値がいくらだったらいいのだ?という問題に出くわすが、これも調べていくとHEAT20 というものに出会う。そう、既に頭のいい人たちが基準を作ってくれているのだ。

数値で判断できるようになったら、この基準を満たせる工務店を探す必要がある。高気密高断熱、Ua値、などのワードを入れながらググって工務店を探すのだが、びっくりするほど基準を満たせるような工務店がない。というかホームページから判断できる工務店がない。ひとつひとつ問い合わせて行ってもいいけれども、工務店はたくさんあるのでそんな気力も起きない。ただ、ZEHは出てくるけれど、HEAT20 を基準とするとぜんぜん数値が足りない。高気密高断熱といっているがUa値など数値を明記してないところばかりである。そしてそして、工務店は建築にかかる値段がほとんど記載されていないのである。ただでさえ高額なのに値段も書いてないとなると、問い合わせするハードルはクソ高い。だって、性能が良くても高すぎたら実現できないし、安くても性能ダメなら建てる意味もない。中身の仕様次第では金額が変わるのはわかるのだが、値段がわからないのに問い合わせして、話聞いて、となると目的達成できそうかの感覚的な判断をするまでの道のり長すぎない?ということで工務店を探すの自体が大変なのである。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?