記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

ドラクエ6のデスタムーアがドラクエ史上最も有能な魔王な件について

こんにちは。なべはる(id:nabeharuj)です
突然ですが皆さん、ドラクエシリーズでいちばん好きなナンバリングは何でしょうか?わたしはドラクエ6です(次点で11)。4から導入された馬車、5から導入の仲間モンスターという人気のシステム両方を採用し、 SFC 後期の美麗なドット絵と最高の音楽、奥が深く大人向けのストーリーと、完成度が高い一作ですね。サブタイトルの幻の大地のミスリードも良い。

で、そのドラクエ6に登場する大魔王のデスタムーアがめっちゃ有能で仕事のできるヤツなので、デスタムーアがいかに有能な魔王かを皆さんに紹介したいと思います。
ストーリーや設定のネタバレありまくりなので、その点ご了承ください。

ストーリー開始時点で、ほぼ世界を制圧済

まずドラクエ6のストーリー開始時点で、世界のほとんどが制圧されています。
現実世界において「ダーマの神殿」「メダル王の城」「魔法都市カルベローナ」「ゼニスの城」という勇者サイドにとって主要な施設はすべて滅ぼされており、唯一反抗の意思があったレイドック城も、王と王妃が長い眠りから覚めずに実質機能停止状態です。

ほかのドラクエナンバリングの多くは「闇の力が日に日に強くなっておる」とか「このままだときっとおそろしいことになるぞ」みたいな、平和な日常がこれから壊されそう。それを阻止しようという流れが多いのですが、ドラクエ6に関しては最初っから世界をほぼ制圧しています。こんなやる気のある魔王はほかにいない!

反抗の芽を摘むために、夢の世界にも侵攻

ドラクエ6には、現実世界の住人の精神世界である「夢の世界」が存在します。
上述のとおり、現実世界をあらかた征服した大魔王デスタムーアは、勇者たちの反抗の可能性を摘むために夢の世界にも侵攻します。
夢の世界には、現実世界では滅ぼされた「ダーマの神殿」「メダル王の城」「魔法都市カルベローナ」「ゼニスの城」が存在しています。
これらの施設を勇者サイドに利用されると厄介と考えたデスタムーアは、4つの施設を封印して、その封印を信頼できる部下4人…ムドー・ジャミラス・グラコス・デュランに守らせます。
現実世界を征服するだけで油断せず、勇者たちの反逆を警戒してきっちり仕事をするすばらしい大魔王ですね。
実際、序盤にダーマの神殿がないおかげでプレイヤーはムドー討伐までかなり苦労させられます。

これはわたしの想像ですが、夢の世界は精神世界なので現実世界のように完全に滅ぼすことはできず、封印して部下に守らせるのが最善策だったのでしょう。

画像1

実務は部下に任せ、自身ははざまの世界で安全を確保

上述のとおり、ドラクエ6は物語が始まった時点で大魔王デスタムーアの「世界を征服する」という目的はあらかた達成しています。そんな中で唯一リスクがあるとしたら、デスタムーア本人が勇者に倒されてしまうこと
そこでデスタムーアがとった策は、「世界征服はムドーに任せて、自身ははざまの世界へ引きこもる」こと。

「はざまの世界」というのは現実世界でも夢の世界でもない第三の世界。詳細は省きますが、かなり面倒な手順をふまないと足を踏み入れることすらできません。

実務は有能な部下に任せて、トップは出しゃばらずに安全策をとる、権限移譲とリスクマネジメントがしっかりできています。

中間管理職ムドーがきっちり仕事をしていて優秀

大魔王デスタムーアから、「世界征服」と「ダーマの神殿の封印」という大役を任された中間管理職魔王ムドーもかなり優秀です。
ざっと思いつくだけでも、

【魔王ムドーの優秀さ】
・対峙した相手を問答無用で石にする強能力
・現実世界のレイドック王を夢の世界のムドーに仕立てるという意外性と実用性を兼ね備えた戦略
・現実世界の本気ムドーの絶望的な強さ

などが挙げられます。
相手を石にする能力については、戦闘で倒しても大したペナルティなしで復活できるドラクエ世界では最強の能力だと思っています。倒しても復活するなら、石化させて無力化するのが最善策!
その後の夢の世界での勇者復活とか、本来存在しないはずのラーの鏡入手とかは主人公補正としか言いようがなく、ムドーを責めることはできません。

画像2

Amazonで売ってるムドーのソフビ。ちょっとかわいい。

また、これだけ策を弄するタイプにみえる魔王ムドーも、実際に戦ってみるとめっちゃ強いという…。皆さん1度は本気ムドーにブレス2回吐かれて全滅しましたよね。

絡め手も戦闘もいける有能な魔王ムドー。そんなムドーの実力を見出し、いちばんの要所に配置できる大魔王デスタムーアはやはり有能です。
ついでに言うと、メダル王の城と魔法都市カルベローナという比較的重要度の薄い施設はあまり有能に見えないジャミラスとグラコスに守らせていて、はざまの世界への移動手段があるゼニスの城には最大戦力のデュランを配置するなど、適材適所というものを分かっていますね。デュランは脳筋なのでムドーのような複雑な任務には就かせず、要所の護衛のみという割り切った配置もさすが。

おまけ:ドラクエ11と天空シリーズのつながり

以上、ドラクエ6の大魔王デスタムーアの有能っぷりを紹介しました。
敵組織が本気を出してくれるゲームは、こちらも本気を出そうと思えるので好きです。作品の完成度という点ではドラクエ11はカンペキで大好きだけれど、魔王サイドの組織的な活動がほとんど見えなかったのが少し残念でした。

ところで、そのドラクエ11とドラクエ4・5・6の天空シリーズとのつながりがあるとの噂がありますね。
公式設定ではないけれども、否定する根拠もなくいろいろなことに説明がつくという。個人的にわたしは下記の説を推しています。
(ドラクエ11のネタバレ回避のため伏字があります)

【ドラクエ11と天空シリーズのつながり説】
・天空の勇者は血縁。つまりドラクエ4~6の勇者は血がつながっている。時間軸は6⇒4⇒5の順番
・天空シリーズは、ドラクエ11の勇者が●●したあとの仲間たちの世界
・ドラクエ11のカミュとベロニカは結婚する(うっすらとですが、フラグありますよね)
・ドラクエ6の主人公はカミュとベロニカの子孫(カミュの青髪を受け継いでいる・髪型も顔立ちもそっくり)
・ドラクエ5の花嫁候補2人はドラクエ6の勇者の子孫。つまりドラクエ11のカミュとベロニカの子孫(髪色がカミュの青髪とベロニカの金髪で説明がつく)
・デボラは知らん(マルティナっぽさはある)

信じるか信じないかは、貴方しだいです!

※カバー写真は公式HPより引用しています。

サポートしていただけるとわたしの次のお昼ご飯に温泉玉子をトッピングすることができます!