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"バービーがこれまで「子どもを産みたい」と思わなかった理由 "を読んで思うこと

わたしも子どもが欲しい!という衝動という衝動を持たなかった人間のひとりです。
とは言ってもわたしには既に娘がひとりいます。
わたしが妊娠・出産に至った心情の変化について少しだけお話してみたいと思います。

結論から言うと、子どもが欲しいと言う衝動は結局わたしには湧いてきませんでした。ただ、''将来自分が子をもちたいと思った時後悔しないだろうか"という視点で考えてみました。

「いつか子どもが欲しい」という願望については女子の場合学生の頃から語られることも多いかと思います。母性が強い子っていましたよね。
学生の頃はピンとこなくて、まだまだ若いしそれも当たり前かとわたし自身思っていたのでそこまで気にすることはありませんでした。しかしながら自分は少し薄情な人間なのかもしれないとも思っていました。

時は流れて、23歳の頃当時お付き合いをしていた彼氏と結婚しました。
結婚願望はやはりそれほど強くは無かったのですが、この人と長らく一緒に暮らしたいと思うと自然に結婚に繋がりました。
しかし結婚したことで、子どもについて考える段階がいよいよ目の前にやってきます。

わたしも夫もお互い子どもをもちたいという願望も強くなく、仕事が忙しかったのもありもう少しふたりで過ごす時期にしようと話していました。

そんなことを知らない周囲の他人からはなぜ子どもをつくらないのかとよく聞かれました。自分にもよく分からないので、とりあえず当たり障りのないことを言ってその場をにごしてきました。自分に子どもをもちたいと言う気持ちが湧かないことは良くないことではないかと悲しい気持ちになることもありました。

それでも周りに流されたくなかったのは、1ミリもネガティブな気持ちを持たず赤ちゃんを迎えたかったからです。精神的にも経済的にも不安のないタイミングで授かって100%喜んで赤ちゃんを迎えたかったのです。

しかしそんなこんなで20代後半に差し掛かり、転機が来ます。知人が不妊治療をしているという話を聞いたのです。妊娠・出産は必ずしも望んだ形で叶うものではないと改めて気づきました。わたしの家系は婦人科系のトラブルが割と起こっている方でしたので実は不安は少しありました。今先延ばしにすることは自分がもし将来子どもを持ちたいと思った時後悔に繋がるのではないかと思いました。

幸い結婚して数年経ったことで家庭の基盤はある程度出来上がっており仕事も落ち着いた頃でしたので、夫とも話し合い自然に任せてみることにしました。

自然に任せて一年は全く音沙汰なし。なんとなく切ない気持ちになることはありましたが、このままふたりで過ごすのも悪く無いと思っていました。
その頃、1週間程下腹部が鈍く痛むことがあったので婦人科を受診しました。片方の卵巣に血が溜まって腫れており経過観察となりました。
検索すると明るく無い情報ばかり上がってくるので不安になりました。悲しみも感じていたと思います。もしかしたら本能では産みたいと思っていたからかもしれませんね。

経過観察は問題なく終わり、卵巣も子宮も無事でした。そしてその半年後無事妊娠が判明します。

妊娠中の身体での立ち仕事は辛かったですし、出産もなかなか難儀だった方です。さらに生まれてから一年の育休中は夫の仕事がかなり立て込んでおり基本的にワンオペ育児でした。しかしながら持ち前の適当さで、想定していた以上にここまでの育児は楽しんできたと思っています。

"1ミリもネガティブな気持ちを持たず赤ちゃんを迎えたかった"という点については問題なく願いは叶いました。妊娠が判明して今日まで我が子との出会いはわたしにとって喜びでしかありません。

子どもをひとり産んだ今は、ふたり目については衝動が来るのを待ちたいと思っています。そんなこんなで産後4年が経過していますが。。。笑

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