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謎の病気(?)「ラタ」 03/03

次は、ハードコア「ラタ」ですが、先のパイナップル事件もその部類になるのですが、目の前に起こった事と同じことをする。嫌でもしてしまう。その気が無くてもしてしまうのです。

例えば、その「ラタ」の人が、水の入ったグラスを持っているとします。
その正面にいる人が、グラスを持っていなくても、手を同じ様な形にした上で、手を揺らしてみて下さい。

普通の考えでは、そのグラスをどこかに置けば良いのですが、それもせず、反射的に、水の入ったグラスを揺らしてしまうので、グラスから水が溢れ出しても、そのまま、止まらないのです。

今度は、ハードコア「ラタ」の人が、手に何か持っている事を想定してください。あなたは、その人に向かって、何かを投げる振りをして下さい。振りで良いです。何も持ってなくても良いです。その投げる振りです。

反射的に、その「ラタ」の人が持っている「何か」が、自分、もしくは、そのあなたが投げようと向けた方角に、その「何か」が狙いを定めた様に飛んでいく事でしょう。

その「何か」は、お菓子でも、スプーンでも、グラスでも、下手をすると、ナイフを持っていたら、怖いですね。「ラタ」の人の近くにいる時は、注意しましょう。

でも、そうかどうか分からないと言う人もいるかもしれませんが、よ~く観察してみてください。

ちょっとした事で、ベラベラ高速で話すのは要注意です。超高速です。現地の人も分からない位の早さです。

「ラタ」は一種の病気ですが、気が触れている訳ではありませんので、びっくりさせなければ良いのです。

これを読んだ人であれば、少なくとも「ラタ」の基本は理解していると言えるでしょう。

病気は、病気でも、社会生活では、一切問題ありませんので、特効薬はありません。周りの人は、またかって程度で、そんなに気にしません。

本当に治したい人は、一応、方法はあるみたいですが、真意は分かりません。その人が大便をしたくなったら、食事を与えるのです。それで、トイレに行かせ、大便しながら食事をさせるのです。

二つの事を一度にする事を続ける事によって、いろいろ考えなくなって、「ラタ」も次第に治るそうです。本当かどうかは、わかりませんが、今の所、私が知る限り、これが、唯一の特効薬です。

Y君(日本人)は、こんな形で、「ラタ」を経験するとは、本当に珍しい貴重な体験です。「身をもって制す」、こんな言葉がぴったりですね。これにめげず、頑張って行きましょう。

「人間はだれでも気〇いだが、人の運命というものは、この気〇いと宇宙とを結びつけようとする努力の生活でなかったら何の価値があろう?」(アンドレ・マルロオ「希望」)

PS. 「ラタ」は、非常に分かりやすい病気ですが、私が未だに不明の症状が、「アンギン」がたまるという表現です。「アンギン」は、風や空気と言う意味ですが、空気がたまると熱が出たり、体調が悪くそうです。ガスの事かと思いますが、私は、おならで全部出している様で、「アンギン」がたまる事はありません、多分・・・。


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