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This isn't the end.

*下記内容は10月中旬に下書きしていたものを編集したものです。今回は写真note記事と同時更新しました。そちらもチェックお願いします!

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前回の更新から二ヶ月くらい。10月から11月の初旬にかけてかなり多忙を極めていて、なかなか更新できなかった。僕が滞在しているアメリカの州は秋なのか冬なのか分からないくらい寒くなり、早朝や深夜は氷点下ギリギリになることもしばしば。朝早く起きるのが単純につらい。こんなに寒いのに、キャンパス内には半そで短パンムキムキお兄さんや美Bodyを目指していそうなヘソ出し薄着お姉さんが一定数います。「もうみんな服着て!」と心の中で念じているが、祈りはなかなか届かない。

10月はアメリカの大学ではMid-term(中間試験)の時期。多くの人が図書館に籠って勉強をしている。僕も基本平日の予定がない時は図書館で課題をやったり、並行して就活のES書いたり。。。土日でも最近は図書館にいたり、何かと忙しい。(Mid-termは猛勉強のお陰でかなりいい成績が取れて嬉しかった!) そういえば、九月中旬ごろから、忙しくなるにつれてホームシックやよく分からない寂しさを感じることがあった。授業の課題や就活をしているうえで追い込まれる事があったり、卒業後の将来についての焦りから留学の目的を見失ったり、そんな苦しい時間を過ごした。

将来やりたい事が大学生で明確に分かる人って少ないんじゃないかな。けれど、留学していると勉学や具体的な夢への向上心の強い人達が周りに多い。現地で出会った日本人の友達は航空学を学んでいて、将来は院に行って研究がしたいそう。ブラジル人の友達は修士号をとる為にアメリカに来ている。そもそも学部生で留学している方が少なくて、大体は修士や博士を得るために来ている方がちらほら。僕が留学している大学は機械工学やmining engineering 等の理工学が有名な大学なので、院生の留学生が多い印象。そのため、将来の目標が決まっている人が多いなぁと。

かくいう僕は勉学に関してはまだしも、仕事についてあまり考えていなかった。何かを達成したいというよりも、どちらかというと、生活のためのお金が欲しいから働きたいな~というふわふわした気持ちを抱えていて、何が自分にできるかなんてわからないしなぁとESを書いていた。大体、15社くらいに書類を出し適性検査を受けて、そのうち合格したいくつかの会社の面接を受ける事になった。最近は便利な時代になったもので、Skype(ビデオ会議通話アプリ)を使用して日本とアメリカで面接するらしい、テクノロジ~~~~~。ネットがある時代に留学できてよかったなぁと常に思う。

最初に面接した企業は、人事の方が優しかった、されど質問が厳しかったイメージ。10年後のキャリア感を聞かせてほしいと言われたものの、あまり考えていなかったので、「自分に合っているかを見極めて、合わなかったら違う会社で働くか、何か別の事をしようと思います」と正直に答えた気がする。今振り返ると雇ってもらおうとしているのに「将来的に辞めま~す(きゃぴ♡)」と言っていてヤバい奴だな。普通に落ちたんだけど、経験してから分かることもあるだろうから、あまり気にしなかった。

いろいろ端折って、複数社の面接を何回も受けていくうちに何となく自分の適性や指向が定まるようになって、何とか最終面接まで進めた企業があった。自分の中でも方向性や興味に関してかなり感触が良く、働きたいなと考えていた、そんなとき。

「誠に残念ではございますが、貴殿の意に添わない結果となりました。貴殿のさらなる活躍をお祈り申し上げます。」

私の将来の活躍を祈るなら生涯不自由なく生きられる金をくれ、雇用を提供しろ!(CV: 安達祐実)と元気に振舞いたかったけど、そんな元気もなくベッドでズーズー泣いていた。翌日も時折泣きそうになりながらも授業を受けた。自分の気持ちが満足に整うまでゆっくり噛み締めて消化しよう、と言い聞かせて回復するのを待った。

数日後に同じシェアハウスに住んでいるハウスメイトの送別会があった。正直祝える気持ちではなかったけど、そのためのケーキを作っていた時間はそんなマイナスな気持ちも忘れられる気がして、無心でチョコレートを刻んだり、生地をブンブン混ぜ合わせていた。なんだかんだソーシャルなパーティーというのは、自分の気持ちを明るくさせてくれるものでそれ以降、気分が落ち込むことはかなり減ったと思う。

その送別会を皮切りに、旅行をしたり、友達とたくさん遊んだりソーシャルな生活に身を置いてみた。その甲斐あって今ではもうすっかりと回復。未だに将来どうなるかは分からないけど、とりあえず一旦就活は終わりにする事に。せっかくアメリカにいるのだから、そこでしかできない留学生活を活発に色々と経験したい。そんな気持ちで今は満たされている。

最後に、僕の好きなOwl City,This isn't the endの歌詞の引用をすこしだけ。困難にぶつかっても立ち直れますように。そんな願いを込めて。(日本語詞は僕の意訳です。)

When the rain falls down 
When it all turns around
When the light goes out
This isn't the end.
雨が自分に降りおちて
全てを洗い流して、何もかも変えてしまったとしても
光(自分の進むべき道)が閉ざされてしまっても
まだ終わりじゃない。


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