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実家のお米

実家から送ってもらうお米は、世界一おいしい。


4年間ずっと、精米して白くなった状態のものを頼んでいたのだけど、健康意識が高まってきたこともあり、最近玄米に変えてもらった。

湯気を背景にして、つやつやと輝く白米。
それもいい。だけど、玄米もすごくいい☺️

炊き上がって少し待ってあげる。
そして蓋を開けると…少し日焼けしたみたいな健康的な色の玄米が香ばしい香りとともに現れる。

お米とのゆんたく (*ゆんたくはお喋りという意味です)

亡き祖母がいた頃、
家族みんなで田植えをしたり、
稲刈りしたりしていた。

わたしは末っ子で姉や兄の真似をしていたが、
4歳以上も年上の姉や兄のように上手にできなくて...
それでも、私もやりたい!と言って周囲を困らせていた。

玄米をゆっくり愉しんでいると、
そんな日々が懐かしく思い起こされてきた。

夢中になって土遊びして、10年以上一緒だった愛犬と芝生で日向ぼっこして、かわいいものを見つけてお絵描き帳に描いて、西の空が赤や紫の美しい色に染まるまで外にいたあの日々。

将来に不安なんてなくて、獣医さんになる〜と言っていたあの日々が戻ってくることはもうない。

人は変わり続ける。
でも、そのこと自体はいやではないし、むしろそうでありたい。時代が変わっていくのに合わせて、自分をアップデートしていけば、停止状態でいるよりも楽しめるんじゃないかと思うから。

上手くいかない時もあるけれど、
しっかり実家のお米を噛んでパワー補給したら、
また地を自分の足で踏みしめて一歩そして、また一歩と歩んで道をつくっていこう。


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