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若者支援を続ける理由

私は15~25歳くらいまでの若者を支援するNPOで働いている。週3日、若者が自由に過ごせる"居場所"を開放し、その場の運営をしている。

最近、団体内の人と飲みに行ったり、1on1をしたりする機会が多い。毎回話題に出る/出すのは、「私はなぜ若者支援の現場に居続けられているのか」ということ。

もともと支援がしたかったわけではなく、「場づくり」に興味があってこの世界に入ってきた。居場所ってある意味「場づくり」だよね、ここでは世代が限られているだけだよね、と思って、働くことに決めた。

でも人と関わる仕事である以上めんどうなことは多々あるし、若者と関わってヘビーな相談を聞くのは楽ではない。話を聞くうちに私の方がくらっちゃったり、依存されてしんどくなっちゃったりする可能性もある。

それでも続けるのはなぜなのか。

明確な答えはないけれど、答えを探す中で1つ気付いたのは、
続けることで感じるしんどさと
辞めることで感じるしんどさを比べると、後者の方がよりしんどい、ということ。

私は一緒に働くスタッフのことが好きだ。みんないい人ばっかり。辞めたらそんな彼らと会えなくなってしまう。それはつらい。だから辞めない。

まずもって辞めるほどつらい状況にいないという前提はあれど、辞めない理由が少し理解できた。

ちなみにタイトルには「若者支援を続ける理由」と書いたけど、これは間違いかもしれない。正しくは「若者支援をするこの団体に居続ける理由」かもしれない。

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