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第47回日本アカデミー賞⇒ゴジラ-1.0咆哮

 第47回日本アカデミー賞の受賞作品・受賞者の決定が、昨晩、2024年3月8日、なされました。

 昨年の邦画のロードショー作品は、個人的にも、優れたものが多いように感じていましたが、蓋を開けてみれば、「ゴジラ-1.0“咆哮ほうこう”」つまり、最優秀作品賞を始め、8部門総なめの受賞という結果になりました。
 ※咆哮…猛獣などがほえさけぶこと。また、その声。比喩にも使う。

●第47回 日本アカデミー賞 最優秀賞 受賞作品・受賞者

■最優秀作品賞 「ゴジラ-1.0」
■最優秀アニメーション作品賞 「君たちはどう生きるか」
■最優秀監督賞 ヴィム・ヴェンダース「PERFECT DAYS」
■最優秀脚本賞 山崎貴「ゴジラ-1.0」
■最優秀主演男優賞 役所広司「PERFECT DAYS」
■最優秀主演女優賞 安藤サクラ「怪物」
□最優秀助演男優賞 磯村勇斗「月」
■最優秀助演女優賞 安藤サクラ「ゴジラ-1.0」
■最優秀撮影賞 柴崎幸三「ゴジラ-1.0」
■最優秀照明賞 上田なりゆき「ゴジラ-1.0」
■最優秀音楽賞 上原ひろみ「BLUE GIANT」
■最優秀美術賞 上條安里「ゴジラ-1.0」
■最優秀録音賞 竹内久史「ゴジラ-1.0」
■最優秀編集賞 宮島竜治「ゴジラ-1.0」
■最優秀外国作品賞 「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
 ※■は自分が鑑賞した作品。□は未鑑賞の作品。

 「ゴジラ-1.0」は、2024年3月10日(現地時間)に開催されるアメリカのアカデミー賞で、視覚効果賞にノミネートされるなど、ものすごく注目を浴びていました。

 そのため、もしかすると、大方の予想どおりの結果だったのかもしれませんね。

 びっくりするのは、昨年度、「ある男」で最優秀助演女優賞を受賞していたため、今年度そのプレゼンターであった安藤サクラが、自らの最優秀助演女優賞「ゴジラ-1.0」を告げたことであり、そして、そのまま、「怪物」で、最優秀主演女優賞のW受賞の快挙となったことです。

 これにより、安藤サクラは、同賞において、最優秀主演女優賞の受賞は、3度目になるという、これまた快挙です。

 ちなみに、過去の主演女優賞の受賞は次のとおりでした。
・第38回優秀主演女優賞 「0.5ミリ」
・第39回最優秀主演女優賞 「百円の恋」
・第42回最優秀主演女優賞 「万引き家族」
 ※なお、「怪物」も過去の受賞作である「万引き家族」も、監督は是枝裕和監督によるものです。

 さらに、「ゴジラ-1.0」は、優秀賞として、いくつもの賞に名を連ねています。
・優秀監督賞 山崎貴
・優秀主演男優賞 神木隆之介
・優秀主演女優賞 浜辺美波
・優秀音楽賞 佐藤直紀
・話題賞 山田裕貴(「ゴジラ-1.0」含む)

 なお、「ゴジラ-1.0」に一矢報いたのが、「PERFECT DAYS」であり、この映画は、ドイツの巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督が、この日本の東京で、撮影した映画であり、その主演の役所広司最優秀主演男優賞を受賞し、「ゴジラの牙を一本抜いた」とスピーチしたところからも、いかに今回の「ゴジラ-1.0」の勢いがすごかったのか推察することができます。

 次なるは、現地時間3月10日(日本時間3月11日)開催の映画の本場アメリカのアカデミー賞の行方ですね。

 「ゴジラ-1.0」は、特撮技術において、予算も自力も勝るアメリカ映画と伍して、視覚効果賞にノミネートされていますが、そのアメリカにおいて、邦画実写作品として、全米興行収入記録が歴代1位となっています。

 かなり米アカデミー賞が楽しみだなぁ~。

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