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妻預金口座への自動送金サービスの活用

 私は、高校時代の日本史の先生(近くの大学の先生が出張って来ていた。)の教えの影響もあり、「専業主婦」は、決して「無職」ではなく、「主婦業」という“業”を行っているのだとマジメに考えています。

 つまり、家庭内サービスを行うことを“業”としており、結果として、無給かもしれませんが、立派な職業だと感じています。

 したがって、勤めている女性が「専業主婦」をバカにするなんて本当にダメだよって思います。

 専業主婦の人は、かつては、銀行口座を持っていることが少なかったのですね。私は、若い頃、生命保険金の支払査定の担当をしていましたが、当時、夫の死亡保険金を支払うのに、妻の預金口座がなく、現金で、○千万円の金銭を支払うなんてことが、ママありましたからね(今となっては驚くべきこと!)。

 私の妻は、結婚した当時の時代背景もあり、専業主婦で、しかも、まともに働いたことがなく(何という“お嬢様”なのか!)、自分の預金口座を持っていませんでした。

 結婚して、すぐ私のメインバンクの都市銀行に普通預金口座を作らせましたが、私は、あることを(普通はあまりやらないこと)を仕掛けました。

 専業主婦の人って、夫の口座から、夫のカード(代理人カードを含む)を使って、お金をおろすことが多いのですね。

 私は、これでは、いつまでたっても、奥さんの金銭管理能力はおろか、自分自身名義の資産も形成できないと感じていましたから、私は、私の普通預金口座から、給料日に、銀行の自動送金サービス(有料)を活用して、奥さんの普通預金口座に一定額を送金することとしました。

 これは、毎月定額の送金ですが、残った分は、奥さんの分です(残る分は、年間110万円の贈与税の基礎控除の範囲内になるに決まっています。)。これにより、女性は大体ケチ(失礼!)ですから、キチンとお金を管理するようになると踏みました。

 夫の口座から、好き放題にお金をおろすと、女性は大体ケチ(失礼!!)ですから、ドンドン使ってしまう傾向にあるというのを、結婚までに多くの書物から、学んでいました。

 また、このお金は、生活費としての資金の送金ですから、贈与税の課税対象にはなりませんが、奥さんの主婦業に対する支払いの意味もありました(我ながら、進歩的です!)。

 ちなみに、日本の家庭の過半数が-共働きが多数を占めるようになってもですよ-夫に対するお小遣い制を敷いているというのは、ご存じかもしれませんが、これは世界的に見ると、異常なんです。これにより、夫側がいつもピーピー言っている、まぁ異常ですね。

 かくして、私は、結婚以来、夫⇒妻間の自動送金サービスを活用し、5年に1回くらいのペースで、その手続きの更新をしていますが、今回、その更新手続きのタイミングとなったんですね。

 ちなみに、奥さんは、自分の口座から、若干のお金を取り分けて、自分の名義で、積立をしていますが、これは素晴らしいことです(贈与税の基礎控除の範囲内です。)。

 銀行には、インターネットで時間を予約して行ったのですが(今は窓口業務は予約しないと受け付けてくれないことが多いです。)、何と、テレビ窓口のシステムでした。

 定時に呼ばれ、モニター室に入ると、レシーバーを首に付けることを要求され(耳に付けるのは衛生的に嫌われたのでしょう。)、モニター越しに係員と対応します。

 手続き案内のハガキ、通帳、運転免許証、手続き用紙を、机上の所定の位置に置くと、撮影されて、係員により、確認されます。
 ※手続き用紙は、当該支店の職員が別にモニター室まで持参してくれました。

 手続きは約15分で終わりましたが、進歩したものだなと思いました。みなさんも、この自動送金サービスは検討した方がいいですよ。

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