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マズロー欲求5段階説の生理的欲求未達!

 アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが提唱した「欲求5段階説」と呼ばれる自己実現理論があります。

 5段階の欲求には、下位の段階が満たされてから、より上位の段階に至るということであり、次のような段階になります。

①生理的欲求…生命活動を維持するために最低限必要となる欲求で、食欲・睡眠欲・性欲・呼吸・排泄などの生理的欲求のこと。
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②安全の欲求…心身ともに安全であること、経済的にも安定している状態であることを求める欲求。
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③社会的欲求…自分を受け入れてもらえるなど、物質的な欲求だけでは満たされない心の隙間を、他者との親密な関わりで満たしていくことを求める欲求。
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④承認の欲求…これは二つに分類され、一つ目は、他人から注目されたい・称賛されたいという「低位の承認欲求」であり、二つ目は、他人からではなく自分を自分で承認したいと願う「高位の承認欲求」のこと。
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⑤自己実現の欲求…他の誰にも成し遂げることができないようなことを、自分が成し遂げたいという思いや、自分らしくありのままに生きていきたいという欲求のこと。思い描く理想的自己イメージとの同一化を目指すことがカギとなる。

 このような自己実現理論ですが、自分を振り返って見て、私は、サラリーマンとして、ものすごく成功した方とは言えないものの、何とかかんとか30数年、一社にて生き残って来れたのは、権謀術策けんぼうじゅっさくを巡らすような社内政治に長けていたからでは、ご想像のとおり、全くありません。

 むしろ、そういう世界とは縁遠く、ただただ自分の専門分野をコツコツと磨いて来たからだと考えています。

 人をほめるのも、愛想良くするのも、私は大好きで、得意ですが、人にこびるようなことは何だかあまり好きではなかったのです。
 ※サラリーマンとしては、多分、あまり利口な生き方ではないと思います。

 しかしながら、サラリーマン生活を送るうえで、しばしば新しい分野に取り組むタイミングに出くわしますが、そのたびに、人より一歩先に、新分野の勉強をし、開拓をして来られたのが、「コイツにも使い勝手がある」と思われたのでしょう、ドロップアウトせずにやって来られた所以ゆえんと考えています。

 ちなみに、転職ばやりの世の中ですが、転職は、サラリーマン人生をリセットするので、一からやり直しです。いいことばかりではない、いや、むしろ、きついことも多いのではないかと感じますよ。

 こんなことを日頃感じている私でも、現在の置かれている業務は、質・量とも厳しいと感じてしまい、「はたまた、リセットか!?」と思うこともしばしばです。

 そういう状況下で、睡眠欲・食欲などに代表される生理的欲求が、現在、まともに満たされているとは言えず、とにかく眠く、また、食生活上も栄養的に偏りがあるようです。

 こんな中、まず、運動習慣の連続達成記録が途絶えましたし、次に、休みの日の読書習慣が途絶えました。
 ※週末の執筆習慣は、noteのアプリの巧みな誘いで、かろうじて続けていますが…。

 このように、生理的欲求がままならないと、運動や読書に代表される勉強習慣などの最上位である5段階目の「自己実現の欲求」は、気合いだけでは実行できないものなんだなと、改めて感じました。

 明日から、少しでも食事を改善し、次に可能な限り、せめて半休・時間休も含め、休みを取り、睡眠状況を改善しようと思います。

 でないと、私の多少の取り柄である運動・勉強習慣まで失ってしまいますからね。

 「小さなことからコツコツと」をバカにするな。バカにする奴がバカそのものになるよ。

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