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ふるさと納税・iDeCo・NISAは必須アイテム!

 台湾出身の実業家で、「金儲けの神様」との異名を取った邱永漢きゅうえいかんは、2012年に88歳で亡くなられていますが、生前、お金まわりの本をよく出されており、私は、ずいぶん、親しんで読んだものです。

 氏は、東京帝国大学経済学部を卒業されていますが、作家でもあり、なんと外国人としては初めて、直木賞を受賞されているという、金儲けと文学を両立させた稀有な人物です。

 氏は、「サラリーマンが金持ちになろうと思ったら、株と不動産しかない。」と、繰り返し言っていましたが、その死後、時代は進み、新NISA制度も導入されて、投資に対する世間の風向きもかなり前向きに変化してきています。

 いろいろな本を読むにつけ、サラリーマンとしての、現在のお金まわりの必須アイテムは、①ふるさと納税、②iDeCo(個人型確定拠出年金)、③NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)の3本だなと思うようになりました。

 もちろん、これらのことは実行していますよ。「貧乏なFP(ファイナンシャル・プランナー)」って、衝撃的な言葉を聞いたことがありますが、そうなりたくないものです。

 ①ふるさと納税は、やっている人が大変多いと思うのですが、所得のある人で、やっていない人がいるとしたら、何だかとてももったいないです。

 私は、制度創設の年(2008年)から始めていますから、もうずいぶん経ちますね。

 ふるさと納税は、税金が安くなるだけではなく、返礼品という有り難い、それも結構レベルが高い品物が受け取れるという、事実上のふるさと宅配便ですから、やっていない人はずいぶん呑気な人だなぁと思いますよ。

 知らないのか、調べないのか、考えているだけで時間が経つタイプなのか、「機会損失」の意味を考えた方がいいですね。

 それから、②iDeCo。これも、考えているだけで時間が経過している人が多いようですが、公的老齢年金だけでは老後生活が成り立たない以上、+αの老後生活資金形成は必須なわけです。

 iDeCoは、掛金全額所得控除、運用益非課税、受取金控除(退職所得控除または公的年金等控除)の3つの税制優遇があり、現役時代中に所得税等を減らしつつ、60歳以降の受取時には、税金を優遇されて受け取れるという極め付けの制度です。

 唯一の難しさは、60歳以降しか受け取れない点ですが、これは、使わせないことにより、老後資金を強制的に貯めさせているのですから、むしろ、利点と考えて良いでしょう。

 気を付けなきゃいけないのは、無理して月々の掛金の金額を大きくし過ぎないことですね(途中で下ろせませんからね。)。

 ③のNISAは、今、大評判ですから、興味がある方も多いし、始めている方も多いでしょう。

 市場に与える影響は、今年に入ってからの株価上昇ぶりを鑑みると、「池の中のクジラ」であると言われ、大きなインパクトを与えているものと思われます。

 「バスに乗り遅れますよ。」 そう思っている人は多いのでは。

 つみたて投資枠は、政府の肝煎りで、良心的な投資信託が揃っていますから、私は、オールカントリーの一択ですし、成長投資枠は、これも積立で、J-REIT(上場不動産投資信託)を購入することにしています。いずれも、積立額は、無理しない範囲にしています。

 その他、課税口座で、500円玉貯金を1万円貯める度に、バランス型の投資信託をポチポチと購入するほか、これはこれで月々、少額の積立を行っています。
 ※つまり、投信は、オールカントリー、不動産、バランス型と、資産と地域を分散させ、かつ、積立で時間分散させているわけです。

 ふるさと納税、iDeCo、NISA。政府の音頭取りには乗っちゃった方がいいと思いますよ。

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