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日記:ぼくはこんなことを考えている 1月編

藤吉なかのと申します。1月の日記を大幅に加筆したりしてまとめており、今回も話題は散乱しています。日記だから当たり前と言われれば、そりゃそうなんですが。


4日 ヒソカぶったオタク、会話大失敗で丸焦げ大火傷の巻


バイト先の空き時間にふとしたきっかけから、話し相手のあまり話した事ない人と話した。
どうやら彼はちょこっと遠出するのが好きみたいで、最近は藤沢に行ったらしい。

……藤沢?「藤沢」、と言われて何も脳内に画像やワードが浮かばない。

彼はその時の写真も見せてくれたものの、絶妙にその場所の良さを切り取れていない写真で逆に凄すぎる。

なんでこんなところを撮ったんだろう、量産された「綺麗な景色」風の写真ではあるのに海沿いか山沿いかも分からん始末。やはり写真にはセンスが出てしまうのが怖い。


繰り返すような形になるものの、一切旅行に興味がない私の脳に、「藤沢」に関する知識はゼロ。

ぶっちゃけ何県の土地なのかも分からない。千代田桃の変身バンクもかくやという一瞬のうちに、会話の糸口を探し続ける自分。


彼「ここ、アニメの聖地なんですよね〜ご存知かどうか分からないんですけど。ほら、この場所とかはまんま登場してますよ!」
そう言って聖地とアニメのキャプチャを比べる画像を見せてくれる彼。

その特徴的なキャラデザは、いろんなタイミングを逃して本編を見ていないボケナスの私に作品名を想起させるに十分だった。

こういうやつを見せられました

「あ、『青ブタ』ですか…♦︎」

旅行の話題においてはハンター試験序盤でPC持ちながらバテてたナード程度の会話力しか持たない私でも、殊アニメの話題ならば気分はヒソカ。

Twitterに常駐しているような超強力なオタクと会話するならいざ知らず、バイト先にいるようなオタクとの会話の中で本編を見ていない作品を見ている風に取り繕うなんてのは簡単な事。

藤吉なかのは会話を繋げるためなら、薄っぺらな嘘だろうと躊躇いなく吐きます。真摯さと下衆さ、両方の性質を併せ持つオタクなので。


藤吉「青ブタ良いですよね〜新作もやりますし、楽しみです!」
彼「あ、らしいですね…あと、お台場も行ったんですよ!」

彼の『青ブタ』に対するどことなくドライな対応に違和感を覚えつつも、すでに会話は新たなステージへ向かわんとしている。
このスピード感、君は生き残ることができるか。

ともかく、彼は「お台場」に行ったトークを始めようとしている。荒涼とした何もない砂浜の画像を見せてくれる彼。
だからなんでそんな、勘違い高校生みたいなクオリティの写真を他人に見せられるんだ、という気持ちは奥にしまってまた脳みそをフル回転させる。

お台場………!?
その瞬間、再び藤吉なかのに電流走る…っ!


普段の彼はオタクらしいそぶりを見せていなかったけど、青ブタ聖地の写真をわざわざ持っている所なんかから推測するに、聖地巡礼がてら旅行を楽しむタイプのオタクとみた。

そしてこの会話の流れでお台場を挙げるということは………


「あ、『ラブライブ!』ですか?ニジガク!」

旬ジャンルであり、お台場が聖地といえばやはりニジガクでしょう。
自分は熱心なファンというわけではないのですが、特に「ツナガルコネクト」のライブシーンなんかは見返すたびに萌えまくっています。あの回、脚本も含めてクオリティが高すぎる。


まさか私の慎ましやかな人生で「ラブライブ!だろ?」を言う側に回ることになるとは。人間の人生の数奇さを噛み締めつつ、クリティカルな話題選びをできた自分を褒め称えます。

どうだ!聖地という決して得意でないジャンルでもアニメならばしっかりとキャッチボールすることができる漏れ!自分で言うのもなんだけどすげぇ〜だろ!!!






「あ、ラブライブってお台場なんですか。『青ブタ』も友達が好きなだけなんで、あんまり知らないんですよね。」

ッッッッッッオイっっっ!!!!!!!!!いい加減にせいよッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!コラッゥッッッッッ!!!!!!!!!!

こうしてオタクは気を利かせたつもりが、自ら墓場へ突き進んだのでした。もうメンタルはボロボロ。
ヒソカぶってテクニックを駆使しようとしたオタク、会話失敗丸焦げ大火傷で再起不能の巻。


6日 むぎちゃんの夢

生まれて初めて、アニメキャラが夢に出てきたかもしれない。1番見返したであろうアニメ『けいおん!!』のむぎちゃんだ。

かわいい…

夢の内容とかはこの際どうでもよいところがある。アニメこんだけ見ておいて、夢に今まで一度も出てきてないのもまぁ置いといて。
1番驚いたのは、「むぎちゃんなんだ!?」というところ。

僕にとってアニメ『けいおん!』シリーズはあまりに完成されている作品で、ほとんど信仰に近い。その対象は山田尚子監督かもしれないし、豊崎愛生さんを始めとするキャストの皆さんかもしれない。ただ、好きすぎるが故にキャラ推しみたいなものが全然なかったのだ。


そもそも二次元に萌えることはあっても「推し」がいない人間である自分にとって、放課後ティータイムやそれを取り巻く素敵な人たちから1人を選ぶなんてことが出来ない。
さわちゃんとかじゅんちゃんも好きだし、楽器店でむぎちゃんにギターを値切られる店員(cv.前野智昭)すら好き!


でもやはり、夢に出てくるということは、それはむぎちゃんへの愛が潜在的に1番強いってことなのか?

言われてみれば僕の好きな回は「冬の日」「夏期講習!」「またまた学園祭!」と、むぎちゃんの出番や見せ場がしっかりとある回が多い。

そういう気づきを経てシリーズを何話か見返すと、むぎちゃんが喋るたびになんかドキドキしてくる。太めの眉も、メンバー間に百合を見いだすところも、大人びているのに誰よりも子供っぽいところも、可愛いんだよなぁ…


気持ち悪い…(旧劇)


9日 人間やめときな

今日から大学が始まるはずだと早合点して登校したら、誰もいない。どうやらまだ大学は始まっていなかったようで…

片道2時間近くを無駄にしたことへの怒りはなくて、むしろ人がいないキャンパスが気持ち良かったので、大好きなアルバムを聴きながら散歩することに。


1曲目「うそが本当に」・4曲目「午前3時のファズギター」は個人的に『ワンダーエッグ・プライオリティ』の世界観を端的に感じられる曲で一時期死ぬほど聴いていた。「19か20」の刹那的な歌詞も最高。

音楽初心者なのでガレージロック期のゆら帝しか良さが分からないんだけど、坂本慎太郎のソロアルバムはちょっと良さそうなので聴いてみたいな〜と思いながら、駅までの車道沿いの道を歩く。

………………………

長い。とにかく道が長い。あまりに寒くてミルクセーキを買ってしまった。もったいない。


毎朝自分はココアを飲んでいて、粉を少量のお湯でぐちゅぐちゅ〜っとペーストになるまで溶かしてから牛乳を入れる…という割とめんどくさい方法を取ってまで美味しくしているんだけど、このミルクセーキは「何かしらの"ミルクセーキエキス"をお湯のみで溶いた」感じがするな。まろやかなんだけど、味に深さがない。でもなんか美味しい。

この絶妙な出来ふくめてなんだか駄菓子屋っぽさがあって、リピートしちゃいそうかも。そしてその度に同じ不満を言いそう。


14日 プロフェッショナルを見た

『プロフェッショナル 仕事の流儀』を久しぶりに見た。


後日のオモコロ「本屋ダンジョン」の記事で原宿さんも触れていたけど、めちゃくちゃ面白かった。誤植や誤用、もしくは整合性の取れてない記述を指摘する仕事だと思っていたんだけど、ここまで内容に干渉するとなるともう第二の編集者だ。

「積極的な受け身」を取る立場として言葉を守る大西さんの姿は、noteに記事を書くような「何者かになりたい」こじらせた人々にめちゃくちゃ刺さるんじゃないだろうか。少なくとも自分にはグッときた。


15日 幸宏さんの訃報と自我

高橋幸宏さんの訃報が届いている。少なくとも僕のTLではみんなショックを受けていたし、僕自身も「マジか」という悲しさがじわじわ来た。

とりあえず朝から『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』のレコードに針を落としてみる。池袋のココナッツディスクで人生初のLP購入体験をした際に買ったのがこのアルバムだった。

やはりめちゃくちゃ良いアルバムだ。
note始めたての頃に記事のテーマにしていたり、本格的に腰を据えて音楽を掘っていくきっかけになった作品でもある。

その後はなんか、失礼ながら「弔いムード」に少し疲れてしまったので、『その着せ替え人形は恋をする』の8話を見た。至極当たり前のことなんだけど、いつ見ても名作回は名作のまま生き続けるのが凄いと感じる。芸術が持つ無限の可能性だ、着せ恋アニメについてはいつか記事書きたいな。


自分はかなり「有名人の死」に対して感性が薄い、と思ったことがある。僕の母親は三浦春馬さんがお亡くなりになってしまった際に数日間ずっと泣いていた。
あと、『glee』でフィン・ハドソンを演じていたコーリー・モンテースが亡くなってしまったニュースを見た時も数日泣いていた。

実際、僕もお二人のことはかなり好きな有名人で悲しいなと感じた。三浦さんは特にNHKの某番組で毎週拝見していたから、やりきれない気持ちもあった。なんで?という気持ちもあるし。

しかし実際に心が痛みきって憔悴の極みか、というとそれは違くて。
ニュース聞いた直後に普通にグラノーラとフロストコーンフレーク混ぜたやつとか食べている。
心が傷んでる人間はどんぶりにグラノーラとフロストコーンフレークを4:6で入れるような事はしないだろう。
コーンフレークって「俗」の食べ物だから。映画の悲しいシーンで主人公がコーンフレーク食ってたら、そういうギャグかと思うし。


そして結局今回も、僕は高橋幸宏さんの死に対して心から、意識の最奥部からの悲しみを覚えていたのか分からない。
でも少なくとも理性の面ではお悔やみと悼みの気持ちを持っているし、幸宏さんの作品は『サラヴァ!』とか『音楽殺人』とか、ウィットに富んだハイセンスさがあって最高だ。

幸宏さんが関わっている作品でかなり好きな曲が、Pierre Barouhの"花粉(Le Pollen)"。Pierre Barouhと幸宏さんが自分に影響を与えた人物たちを「花粉」にたとえてひたすら言い合うという曲なんだけど、とにかく雰囲気が良い。

幸宏さん「Professor」
Barouh「Me too!」のやり取りに泣けます。


天才同士が訥々と名前を言い合う様には、我々では簡単に近づけない領域の凄みがある。このアルバムはバックにムーンライダーズが付いていたりするので、"ガチ"

YMOのファッション面への貢献も、忘れられがちですが幸宏さんの功績。あのかっちょいい赤い人民服、元ネタは昔のスキー服らしくて守備範囲の広さに驚かされる。


でもそんなことを言ってみたとて、自分は幸宏さんの死の直後に楽しく『着せ恋』を観れてしまうような人間なんだよな…どこまでいっても自分の都合が優先なのかもしれない、残酷!


17日 ゴールドキウイがある生活

水筒を電車に忘れるというスーパープレイ。何がどうなったらそんなことになっちゃうのか、自分でも分からないんだけど…

寝ぼけて端っこの席で寝ていたらあまりの揺れで水筒がホルダーから落ちてしまい、目的地に着いた瞬間に起きて焦りながら降りた僕は水筒を席に忘れたという寸法なのだ。ここ最近はこういったポカをしていなかったので、しっかりと嫌な気持ちになる。自分が未だガキであるという事を直視せざるを得ないのは、やはり辛い。


自販機で555ml入っている麦茶を仕方なく買うことに。100円でこのコスパは凄い。うん、やっぱり安すぎる。
凄いんだけど、自分にとっては元々かかるはずがない出費だからめちゃくちゃ痛いことには変わらない。

毎日毎日、大学に高そうなフラペチーノやらスムージーを買ってきてる女子すごく多いんだけど、水筒使おうとか思わないんだろうか。コンビニで300円くらいするやつ。アレ買うやついるの?と思ってたんだけど、キラキラ女子大生が買うんですね。


すごい。僕は「ゴールドキウイ」なんて食べたことも見たこともないのに、すでにオシャレな彼らはGK(=ゴールドキウイ)を食べることに飽きて「飲む」化しているんだ。

ラー油が市井の人々にとって当たり前になったから「食べるラー油」が出たように、ソフトクリームが当たり前になったから「飲むソフトクリーム」が出たように、市民権を得た食べ物は形態を変えて新規性を獲得しがちだ。
彼らにとってのGKはもう既にヨーグルトと同程度、世間に馴染んでいる感覚なのか。だとしたら理解が及ばない世界すぎる。

↑これは好き。ソフトクリームが溶けた「あれ」の味を濃縮していてビックリした

喉の渇きを癒すための毎日の飲み物なんて、自分からしたら真っ先に削りたい出費なんだけど、きっと彼女らにとっては全然そんなことないんだろうな。
なんてったってGKという概念を既に「飲む」段階にまで引き上げているのである。凄いぜ。


20日 スチャダラパーだ〜いすき

今月はスチャダラパーと出会って、四六時中聴きまくっている。
どことなく気の抜けたBose・ANIのハイセンスなライミングと、強烈な魅力を持つビートの混ざり合う作品たち。

特に『Wild Fancy Alliance』と『5th WHEEL 2 the COACH』に痺れまくり!

この曲のBoseとANIのやりとりに、僕が特に好きなポイントがあって。

Bose
「猫だーいすき 犬も好き
イルカも好き あと人も好き」
ANI
「俺も 猫だーいすき かわいいから
あと牛も好きー 美味しいからー」

動物何が好き/嫌い?の流れで「人間」って言うやつの「ウケ狙って外してる」感は異常ですよね。そのつんつるてんに滑ってる感じすらネタにしていそうなのがスチャダラパーの恐ろしいところ。

それに対してあくまで「愛玩」という価値観で進んでいたどうぶつ話に「捕食」を持ち込む、ANIのシュールかつハッとさせられるリリックセンスがたまらない。

こんな本もあるくらい、人間と動物の距離感って不思議なものがある。でもみんなそれに日々気づかないふりをして過ごしている、そういう狡猾さを暴くスチャダラANI。

まぁ自分は特に動物愛護の考えは持っていないので、「このリリックはハッとさせられる凄いギミックだなぁ」で終わるんですけど。こういうところも人間の残酷さ。


このリリック聴いた時、「バンドリ!ガールズバンドパーティー!」のロビー会話思い出しました。りんりんとあこちゃんの"なまこ"についての話。

あこちゃんが「なまこ変な味するし!やだ!」というのに対し、りんりんは「食べちゃうの?かわいいのに…」と返すやつですね。なまこを食べ物としか認識していないあこちゃんと、愛玩動物としか認識していないりんりん。

双方の歪みが会話の行き違いを生む…というシチュエーションが好きで、たかがロビー会話なのにガルパで1番印象深いシナリオかも。


他にもこのアルバムなら「サマージャム'95」とか「From 喜怒哀楽」も最高に好きなんだけど、書ききれない。後々どうせ書くでしょう。


23日 デジタルデトックス(15分弱)

ここ1年で音楽の沼にどっぷり浸かったり、オモコロにハマったりしたので、たとえ手があまり使えない状況下でも常に何かの情報を頭に入れていることが多い。

近代人は平安時代の人間の一生分の情報を1日で得ている、という「いやそれどう測ったのよ?」といちゃもんつけたくなる学説もあるらしいので今日はイヤホンつけずに満員電車に乗り込むことに。
気分は15分限定のデジタルデトックス。

音楽も、ラジオも封じられた私in満員電車。
そうなるとやっぱり娯楽は視覚から得る他人のスマホ画面しか無くなるわけで…倫理的に責められる行動かもしれないが、ここは構わず他人のスマホを見まくることに。

OLさんが、なにやらTwitterで呟いていた。「〇〇シナリオは初めてでしたが、〇〇さんたちのフォローもあり楽しめました!またぜひご一緒しましょう!」的な事を書いている。
ホーム画面とかいろんな情報から察するに、どうやらこの方はつい先日にTRPGをしたらしい様子。

そういうインターネットでの友人関係みたいなヤツ、ものすごく憧れる。noteを始めるきっかけをくれた友人(リア友)はネットで知り合った人と普通に通話してたりするし、実際楽しいんだろうな〜とは思うのだけれど。

一方で私は「ゆる〜く連帯している」Twitterの感覚が割と好きなんだよな。日々なんとなくツイートを眺めて、ふんわりと同調したりする。めちゃくちゃリプを送りあったりRTしあったりはしない中、無言の肯定で意思疎通を行うのって、なんかすごく風流な気がする。

たださらに違う考えを表明すると、noteを始めて嬉しかったことの筆頭はそういったフォロワーさんに直接感想をいただけたりしたことかもしれない。やっぱり直接的な連帯というのも、捨てがたい素敵な要素だよなぁ…

インターネットはダブスタであればあるほど良いので、常にダブスタで行こうぜ。


数駅進むと、乗り換え本数がめちゃ多いマンモス駅に到着する。入れ替わり立ち替わり黒い服がドアに吸い込まれたり吐き出されたりする様は中原中也の「丸ビル風景」という詩を思い起こさせる。

「ゆやーんゆよーん」的な、オノマトペがなんか良い。どことなく全体主義的なものへの批判意識も感じられるんだけど、あまり切実でない雰囲気が柔らかくて好きだ。

詩は一切わからない。あんなに感受性豊かな人たちにウケまくってる印象派の良さも分からないようなアンポンタンが、さらにニッチな「詩」のよさなんて分かるわけもないんですね。でも、中也は100分de名著見てから好きになった。その100分de名著に関しては先月書いたので省略。

↓こちら

やっぱり音楽やラジオを聴くと充実した時間が過ごせて良いが、当たり前ながら「暇」ではなくなるのが弱点かもしれない。
こういう、とりとめもない思考が音楽を聴くことで失われてしまうのは怖いんで、たまにはAirpodsを休ませてやるか…という気持ちでイヤホンを断つのはアリだ。あと、乗り過ごしにくいのはシンプルに良いですね。


29日 デンタルフロスが産むバタフライエフェクト

レポートでしんどすぎるので、ふとなんの意味もない思考を巡らせてみる。ぽわわわ〜ん

最近、歯磨きした後に必ずフロスで歯間のゴミを取っている。顎全体が人よりも小さいらしくて、歯並びが若干悪い自分は歯磨きも至らないところがあるから良い習慣なんだけど、歯が部分的に重なってるところとかにフロスを入れす時、めちゃくちゃ痛いんだよな。

↑こんなTENGA EGGみたいなフロスあるんだ

フロスをすると結構な確率で歯茎から血が出てしまう。まぁこういうタイプの血は出したもん勝ちみたいなところあるから無視するんだけど、これ最初に歯から血が出た時って、自分は新鮮に驚いてたはず。

「歯茎からの血は出るものなので心配しないで良い」という知識を得た事によって、原初の瑞々しい恐怖の感情は日常のありふれた景色の中にスポイルされてしまったということか。
こうやって人間は感受性を失っていくのかもしれない。その第一歩がフロスの血!なんて小規模なバタフライエフェクトなんだろう。




1月は色々忙しかったせいか、現実から逃げるように色々な事を考えていたようです。よかったら、アニメの考察めいたものも書いているのでそちらもぜひ読んでくださると!

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