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エッセイ:この世の果てで萌えを唄うオタクNAKA-NO

みなさんこんにちは。

場所は秘す

遠出して知らない街を歩いていたら、あまりにも性癖拗らせたマネキン(の胸)に不覚にもウケてしまったオタク、藤吉なかのと申します。
このアフロダイAを彷彿とさせるロケットっぷり、大通りに面したでかいショーケースに置いちゃ絶対にダメだと思う。

オタクとして何かしらを完成させて、ネットに発表してみたい!と意を決してnoteアカウントを作ったは良いものの、やはり一歩踏み出すのは難しい。
友人の「深夜区トウカ」、「牧ナタ」と一緒に書いてみるという計画を持ちかけられたことでやっと重い腰を上げることができました。

いきなり本題に入るのも気が引けるなぁ、ということで枕代わりに少し自己紹介をします。

書いてるオタクの素性とかは知りたくないなぁ〜という方はぜひ目次から飛んでくださいね。読んでくれると嬉しいのも本当ですが…
ちなみに人名を出す際は恐れ多くも敬称略です。

自己紹介

アニメオタクをなりわいにしつつ、最近流行りの副業で大学生をやっています。

アイコンにさせていただいているエリオは、私にとってのアニメ的「美少女」の象徴。
アイコンの語源は「聖画」を意味するイコンという言葉だそうですが、私はエリオに愛よりむしろ崇拝に近い感情を持っているのでまさにドンピシャと言えるでしょう。

好きなアニメは『けいおん!』シリーズ、『リズと青い鳥』、『ワンダーエッグ・プライオリティ』などなど…私は主に美少女が出てくる作品や、美意識が伝わってくるアニメを観ると喜ぶ生態があるようです。散々エリオの話しといて『電波女と青春男』が入らないことに関してはスルー推奨。
好きな声優さんは黒沢ともよ。

好きなアニメスタッフさん
山田尚子、今敏、若林信、幾原邦彦、新房昭之、尾石達也、古川知宏などなど…
こうやって羅列してみるとメンツの豪華さにクラクラしますね。もしG7秋葉原サミットが開催されたらきっとこんな感じ。

音楽は70〜80年代の邦楽を中心に聞いていますが、まだまだ勉強中。細野晴臣や大滝詠一、筋肉少女帯やMOSAIC.WAVが好きです。
オタクを拗らせてしまったのも高校時代に大槻ケンヂに出会ったからだし、萌えと「あの日のアキバ」への憧憬を拗らせたのも高校時代にMOSAIC.WAVと出会ってしまったせい。

読書もそこそこ好きで、最近よくエッセイを読みます。大槻ケンヂや村上春樹の書くエッセイは絶品で、多分ものすごく影響を受けているもののひとつ。

ゲームなど、他の趣味はほとんどありません。強いていうなら、進研ゼミのPRマンガを収集することが好き。ただ最近は年齢のせいか、あまり新作がポストに投函されないのが大きな悩みです。
どうにかしてBenesseを騙しおおせ、卒業後もPRマンガを楽しんでいる方がいましたらぜひDMくださいね。これマジ。

こんなもんで、noteでは真面目に作品のことを考える記事と日常のくだらないエッセイをほどほどに更新したいな〜と考えています。

以下、エッセイ。常々思っているオタクの『萌え』離れについて書きます。
ちょろいオタクなので、最後まで読んでくれるだけでキャッキャ喜んじゃいますよ。


「萌え」は死んだのか


オタクのみなさーーーーーーん!!!!『萌え』、使ってますかーーーーーー!?!?!?

最近のインターネットではブルーアーカイブやドルフィンウェーブなどのソシャゲから生まれた女の子たちのどすけべpictureが日夜生み出され続けています。

どすけべpictureは生み出されれば生み出されるほど、当の人間側の子を産むブツを無駄にさせるという業深い麻薬。

最近話題の廣井きくりさんにとってのお酒のように、一度でも安易にソシャゲえちpictureに手を出してしまえば…待っているのは終わらないえちちの輪廻です。合掌。

ソシャゲの可愛くて露出度の高い女の子たちに夢中のオタクたちがこんなに増えたのに、あの言葉をとんと聞かなくなりましたよね?

そう、「萌え」です。

TLを見てみれば右も左も「尊い」・「てぇてぇ」の嵐…萌えは絶滅危惧種のようです。
みんなの記憶からすっぽり抜けてしまったんでしょうか?
それとも流行り終えた時代遅れな概念という理解が浸透してしまったのでしょうか?
パソコン点けて回線繋げば誰でも萌え萌えな電気街に行けた時代は終わったのだ…

ところで最近pixiv見ていて、ブルアカのかなりえっちなpictureに「尊い…」とコメントがついていた時は流石に爆笑しました。お前は角楯カリンさんの右胸と左胸の間にカップリングでも見出してるんか?

「萌え」を使えるタイミングまでもが消えたわけではない

萌えの消えた理由を論じることは(尺的に)しませんが、ともかくオタクが萌えを叫ぶことができるタイミングはどの時代も変わらず存在するものです。

「萌え」という言葉がなかった時代だって、萌えに似た感情をメーテルに抱いていたオタクはいたはず。
「萌え」が忘れられつつある今だって、萌えに似た感情を後藤ひとりに抱いているオタクはきっといる。

実際問題、全てのオタクが百合やNLのカプを推しているオタクの方々って訳ではないわけで…「キャラクターに恋しちゃう!」そんなオタクも沢山いるはずなんですよ。
(個人的には百合やNLを見ている時に感情が「尊い」よりも「萌え」に近い瞬間というのもある気がしています。だけど文字数的にそういうのは一旦除外させてくださいね。)

萌えを使える例として、みんな大好きTVアニメを挙げたいです。近年は美少女アニメに限らず、業界全体が飛躍的にレベルが上がったように感じられるのはみなさんも承知の上でしょう。
キャラクターが可愛いことはむしろ前提条件とでも言わんばかりで、ヒット作には深いストーリー性やキャラクター同士のソソる関係性、強烈なギャグなどさらに追加の武器があることが多いです。

ただやはり『SSSS.DYNAZENON』『よふかしのうた』『シャインポスト』など良いアニメはシリアスな展開にキャラクターの萌えを引き出すシーンを差し込むテクニックも絶品。

ちせちゃんのちょっと生意気な中に覗く愛くるしさを見たら…ナズナちゃんのちょっと妖しいたたずまいを見たら…理王さまのプリンを奪われてしょぼんとした可愛さを見たら…

「萌え」って!臆すことなく言っていきましょうよ!!

「萌え」衰退、そしてこれからのこと

まぁ冷静に考えて、「萌え」という言葉の知名度が下がってるのが原因なんでしょうね。
だからキャラに対して「良い!」と脊髄で思った時に反射的に「萌え」が口を突いて出てこない。
つまり逆説的に、広いオタク層に知られることさえ叶えば「萌え」の復権も………ありえないことではないと思います。

歌川広重の浮世絵が茶碗などワレモノを梱包する際の緩衝材代わりに伝わったことで西洋に斬新な雨の描き方が広まったように、文化というのは常に思いがけないところから広まり、復活するものです。

あるカルチャーが栄華を極めたら、すぐにカウンターとなるカルチャーが出現するのがこの世の常。
今は尊いの後塵を拝している萌えも、何かしら影響力のあるインフルエンサーが使い出したらきっとすぐに広まると思うんですけどね。
コムドットとかそこらへんの人たちが使ってくれたらいいのにナァ、「萌え」って言葉をサ。

私はオタクにまた萌えが蔓延する日を…秋葉原がまた萌えの無法地帯になる日を…
コールドスリープマシーンに入って次回のエッセイを書きながら、じっと待ちたいと思います。


言ったはいいものの、コールドスリープって『火の鳥』と匿名ラジオ155回のせいで良いイメージが皆無だ

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