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雨の日に願うこと

小学2年生の息子の遠足が雨で中止になった。

実は、この日の遠足は予備日。

本当なら先月の予定だったが、その日も雨で予備日に延期された。


学校からは「中止」という連絡。

ここからさらに延期するのか、あるいは、代替措置があるのかは分からない。


2度も遠足の予定が頓挫してしまい、息子は朝からご機嫌ナナメである。

気持ちは分かる。雨に怒るのも、学校に怒るのも、分かる。

ものすごく楽しみにしてたもんね。


こんなとき、わたしは息子に何て声をかければ良いのか悩む。

大人であっても、雨で予定がキャンセルになったら落ち込むことはある。

しかし、30年も生きていると
「こんな日もあるよね」
「今日はおとなしくしておけということかな」
「せっかくだしお家であれやろう」
と気持ちを切り替えることができるようになる。

でも、それは子どもには難しいかもしれない。

「誰も悪くないよ」
「雨は仕方ないよ」
「また別の楽しいことがあるよ」

どんな言葉も納得してくれない。


だんだんと
気持ちの切り替えや、
諦めることも時には必要であること、
自分ではどうにもならないことがある、
ということを分かっていくのだろうか。


わたしはいつから気持ちを切り替えられるようになったっけ。

雨で遠足が中止になったことはラッキーなことになかったと思うが、運動会が延期になったことはあった。

そんなときどう思ってたっけ。



予定通りに事が運ぶことって奇跡だ。

人生は思い通りにならないことが大半な気がするから。


学校では先生たちはどんな言葉をかけてくれるのだろうか。

遠足を楽しみにしていた子どもたちが、少しでも明るく楽しく今日を過ごせるような言葉をかけくれますように。


そんなことを願う雨の日。

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