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有賀薫さんのスープレッスン

たまたまタイミングよく予約がとれたので、スープ作家の有賀薫さんのスープレッスン、めんつゆ大研究会に参加してきました。

今回のメニューは茄子と鶏肉と麦茶(!)のシンプルスープと、めんつゆで作る簡単「山形のだし」。レシピはcakesで読めます。

茄子と鶏肉のスープは、水の代わりに麦茶で煮込み、味付けは塩、香りづけにほんの少し醤油を垂らすだけという実にシンプルなスープでですが、鶏肉を事前にさっと茹でておくことで、アクや脂っぽさが抜けて色も味も澄んだスープに仕上がります。

茄子って私普段はだいたい皮つけたまま料理するんだけど、貝印の小さなピーラー、使いやすそうだったから今度買おう。

山形のだしは、粘り気出しに『がごめ昆布』という昆布を使うんだそう。『納豆こんぶ』という商品名で売ってることま。

でも昆布なしでオクラの粘り気でも行けるよ!というのが2番目のレシピ。私はオクラも納豆も山芋も大好きなネバネバっ子なのでオクラでいけるなら願ったり叶ったりです。

お野菜はみじん切りのサイズを揃えるのがコツだそうです。味付けにはめんつゆをダーっと入れちゃう。考えてみたら市販のめんつゆには、たいてい何かしらの旨み調味料も入ってるから、昆布が入らなくても旨みも出るんですねぇ。ナルホド。

料理は一手間かけて美味しく…という話ももちろんわかるけど、ズボラで済むならそれもありがたい…という身としては、有賀さんの「手間をかけてもかけなくてもいいレシピ」ってありがたいのです。

なにからなにまで時短でスピードクッキング!っていうと、それはそれでせわしないし追い詰められたみたいな気分になるし、かと言って下ごしらえが食べる時間の5倍だよ…みたいなお料理は、家じゃなかなかやる気にならないじゃないですか。

それに対して、『ここでちょっとレンジに任せてできた時間で、こっちにひと手間かけましょう』みたいなバランスだと、精神的にラクでいいんですよね。

一つめのスープも、茄子の下ごしらえにレンジを使ってる間に鶏肉をさっと下茹でしてて。だしも「味付けがめんつゆでいいなら、お野菜いっぱい刻んでもいいな」って気になります。あー、この感じがリアル家庭料理で好きだなって思った。

いろんなメーカーさんのめんつゆの味比べも面白かったです。普段はめんつゆなんて一度に一本しか買わないから、味比べってなかなかできないですもんね。

私は鰹が強めなのが好みなんだなってことがわかったので、次に買うときの参考になりました。有賀さんオススメの成城石井の『鰹と昆布のいいとこどりめんつゆ』も、名前通りバランスのいいめんつゆで美味しかったので、今度買ってみようと思います。

そして最後は、変わりめんつゆ色々のお蕎麦バイキングを楽しみました。

山形のだしのほか、トマトの入っためんつゆジュレや、薄めた白だしにカボスやスダチ、青柚子のスライスを入れて香りづけしたもの、写真には写ってませんがカレー風味のつゆも(蕎麦屋のカレー、って感じ♪)。

白だしと柑橘類のつゆは夏らしい爽やかさで美味しかったので、特に気に入りました。これは是非、お素麺でやりたい。おろし生姜も添えて出したら夏バテ気味の人もお素麺たくさん食べられそう。緑の柑橘類って見た目も涼しげでいいですよね。プレゼンテーションって大事だなぁ。

こんなワインと日本酒も♪

どちらも後味すっきりで、お蕎麦によく合いました。

近ごろ、家で料理する機会がぐんと減ってしまってるんですが、お料理するとこを見たり食べたりしているうちに、自分もこれなら作れるかな…って感じでお料理する意欲がわいてきますね。

他の参加者の皆さんとのお喋りも楽しみつつ、目も口もお腹も満足の楽しい夜でした。有賀さん、参加者の皆さん、ありがとう。ご馳走様でした♪

#スープ #めんつゆ #スープレッスン #美味しかったもの

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