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Insight

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現代の中で余白を感じる日々を。豊かな後悔の多い人生を。 様々な本や哲学や事象からあなたの人生の余白につながる記事を執筆していきます。
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記事一覧

幸福の再定義 "わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために1/4"

ウェルビーイング論  ウェルビーイングという概念は、近年ますます注目を集めています。単な…

yohaku Co., Ltd.
20時間前
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私たち” \n "について yohaku Co., Ltd.

毎日の投稿を続けて100日近く経つので、今更ですがCo-CEOの2人から \n (yohaku Co., Ltd.)設立…

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森の声、現代への響き "ウォールデン 森の生活4/4"

個人主義的アプローチの限界  これまでポジティブに取り扱ってきた「ウォールデン 森の生活…

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自然と共生の哲学 "ウォールデン 森の生活3/4"

環境保護運動への影響  「ウォールデン 森の生活」は、20世紀以降の環境保護運動に大きな影…

24

森の中からの問いかけ "ウォールデン 森の生活2/4"

簡素な生活と物質主義批判  「ウォールデン 森の生活」の中心的なテーマの一つは、簡素な生…

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共同体主義と現代社会への応用"これからの「正義」の話をしよう3/3"

 第1部では、功利主義とリバタリアニズムという2つの正義理論を検討しました。功利主義は「最…

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自由と平等の問題:カント主義と社会契約論"これからの「正義」の話をしよう2/3"

 私たちが生きる現代社会における正義とは一体何でしょうか?第1部では、功利主義とリバタリアニズムという二つの主要な理論を探求しましたが、それだけでは正義を語るには不十分でした。では、次に必要な視点とは何でしょうか?それは、自由と平等のバランスをどのように取るかという問いです。第2部では、この課題にカント主義と社会契約論を通じて迫っていきます。 カント主義と人間の尊厳  サンデルは、功利主義とリバタリアニズムの限界を指摘した後、イマニュエル・カントの道徳哲学を取り上げ、正義

正義の理論的基礎―功利主義とリバタリアニズム"これからの「正義」の話をしよう1/3"

正義について深く掘り下げる  マイケル・サンデル(Michael J. Sandel)の『これから正義の…

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利他の出発点に立つために "「利他」とは何か 4/4"

利他と利己の二元論を超えて  『「利他」とは何か』において、利他と利己の二元論的理解の限…

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自己を超える利他 "「利他」とは何か3/4"

宗教的伝統における利他  『「利他」とは何か』においては様々な角度から「利他」という行為…

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新たな共同性の模索 ”「利他」とは何か 2/4”

資本主義社会における利他の可能性  昨日から取り扱ってきた『「利他」とは何か』において、…

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他者との終わりなき対話から見る利他的行為の再構築 "「利他」とは何か1/4"

「利他」の多面的探求  今日から取り上げる『「利他」とは何か』は、伊藤亜紗さん、中島岳志…

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障害の社会モデルと環世界の創出 "目の見えない人は世界をどう見ているのか4/4"

(毎日読んでくれいている方は読み飛ばして下さい)   珍しく、少し自分語りから始めます。y…

24

触れるアートと感じる言葉 "目の見えない人は世界をどう見ているのか3/4"

(毎日読んでくれいている方は読み飛ばして下さい)   珍しく、少し自分語りから始めます。yohaku Co.,Ltd.のメンバーのShiryuです。私は8-9歳頃から特別支援学級にいる友人が、他の同世代の友人と遊べるゲームが無かったという理由でプログラミングを勉強し始めました。それ以来、あらゆる障害があっても(社会モデルの障害の概念を大切にしているので障害は漢字表記することが殆どです)、選択肢が当たり前にある世界をテクノロジーで追求し続けた10代でした。20代はまた違うアプロ