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どうして僕は歴史小説を読んでファンタジーは読まないのか。

最近、歴史小説ばかり読んでます。多分、現実逃避が入っています。

どのあたりの歴史小説かというと戦国時代です。高校時代に信長の野望シリーズにハマり、理系なのに戦国時代に詳しくなりました。

歴史小説を読めば、知っている登場人物だらけです。信長や秀吉なんかはどの本にも出てきて、主人公の人生を動かします。本によって好意的に書かれたり、はたまたそうでなかったりで、面白いですよね。

一方で、僕はファンタジー小説を読みません。ファンタジーと言っても様々ですが、魔法使いとかが出てくるのは読みません。(好きな作家が書いてれば読むかも。伊坂幸太郎とか)

映画も見ないので、ロード・オブ・ザ・リングとかハリー・ポッターは一個も見てないです。ついでにジブリ映画も観ません。

歴史小説好きなこととファンタジー小説を読まないこと、って実は繋がっているような気がします。

自由度が違うのです。

歴史小説の根本的な性質に、大筋は決まっている、ということがあります。

桶狭間の戦いで今川義元は死ぬし、本能寺の変は起きる(たまに信長は死んでない的な話はある)、秀吉は天下を取るし、最終的には徳川幕府が成立する。

基本的に結論は決まっているし、途中途中でもチェックポイントというか、史実があるので決まってます。

あー、この人、この戦いで死ぬんだよなぁ。とか裏切るんだよなー。みたいな感じで読めます。

というわけで、その点においては自由度が無い。

なんですが、如何にそのポイントを外さないで面白い話にするか、というところに面白みがあると思うんです。あー、そう持ってくるか、そういう解釈にしたんだ。みたいに。

一方で、ファンタジーは自由です。(読んでないのでイメージですが)

設定によっては何でもあり。

手から火が出るし、なんとか族とかいって色んな人種というか生き物が出てくるし。なんか勝手なルールというか掟みたいなのもあるし。なんとか姫がいたりして。

先が読めないというのもあるし、なんでそれって決まってるの?みたいなことも多いし。作者に制約がないので、自由度がめっちゃ高いと思うんです。

なので、自由度という観点からすると、歴史小説とファンタジー小説って対極にあるように思えます。

で、僕は歴史小説の方が好き、というわけです。制約がある中で如何に上手いことやるか、の方がわくわくします。

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