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2日間高熱でダウンしていた時に読んだ3冊

先日、日曜日の夜から火曜日の夕方くらいまで高熱のためほぼベッドの上で生活していました…。高熱にも関わらず意識はクリアな状態だったのですが、心優しい奥さんからベッドから出る事を禁止されていたので、まぁ暇でした(笑)

そうなると手が伸びるのは、一度手にしたらなかなか離れてくれない(というか離せない)ヤツです。そう、スマホです

気を抜いてしまうとどんどん時間を搾取されてしまうので、「スマホばかり見るのはなぁ」と思いながらも、「かといってnoteを書く元気はないなぁ…」とか思っていました。ということで、ほぼじっとしていてもできる読書をしました

1)贖罪

1冊目はこちら↓

湊かなえさんの作品『贖罪』です。図書館で見つけたのですが、タイトルと表紙に惹かれてすぐに借りることを決めた1冊です。

〈あらすじ〉
15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言ったーあなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら。私が納得できる償いをしなさい、と。十字架を背負わされたまま斉唱した四人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は⁉︎(本書裏表紙より)

この小説は、四人の女性+殺害された女児の母親の計五人の独白という形をとって物語が進んでいきます。それぞれの主観での言葉なので、一つの事象に対して様々な見方に気づくことができるのが魅力の一つです。一人の女性目線で見れば「なんて可哀想なんだろう」と感じても、違う女性から見れば「ひどいヤツだ」と感じます。改めて一つの場面だけ切り取って判断することは避けなければいけないな、と感じさせられました。

2)短編少年

続いてはこちら↓

伊坂幸太郎、あさのあつこ、佐川光晴、朝井リョウ、柳広司、奥田英朗、山崎ナオコーラ、小川糸、石田衣良9人の作家による短編作品です

〈内容〉
人気作家の贅沢な競演。少年をテーマに綴られた短編作品9編を収録したアンソロジー。大人になり遠く離れていても、生きている小学生時代の結束。ふと思い出される、憧れだった少年との日々。部活で怒った事件の、意外な解決方法ー能天気な一方で、とても繊細な少年のこころを、男性はぜひ懐かしんでください。背伸びするいじらしさと、育ちゆくたくましさを、女性はぜひ愛おしんでください。(本書裏表紙より)

9人の作家さんのうち、伊坂幸太郎さん、朝井リョウさん、石田衣良さん以外の方は恥ずかしながら作品を読んだことはありませんでした。以前までは特定の作家さんの本ばかりを読んでいたのですが、ここ2年くらいは知らなかった作家さんの本も勧めてもらうことが増えました。

やはり作家さんごとに書きぶりや切り口が違って面白い。知らない方の長編作品をいきなり手に取るのはハードルが高いと感じることがあります。しかし短編小説には、「知っている作家さんの作品もある」という安心感から、気軽に違いを楽しめるという魅力があるので、そういう本の選び方もありだなぁと思いました。

3)教室ギア55

これでも一応小学校の先生なので、最後はこちら↓

この頃にはだいぶ熱は下がっていたので、「そろそろ学びたいなぁ」という気持ちが沸々と湧いていました。が、理論的な本など頭を使う本はちょっと避けたかった…。ということで、辞書的に読むことができるこの本を読みはじめました。

〈説明〉
教室環境を見直す最強アイデア55
学びやすさをサポートする教室「アイテム」を紹介!
教室という土台が安定していると、学ぶ子どもたちの心も身体も、そして授業も「安定」する。教室の「すべて」を子どもたちのために。
主体的・対話的で深く学べる子どもたちを育む「土台」となるのは『教室環境』です。『自分に合う上履き』のような、持っている力を引き出す「良き土台」としての働きかけが必要です。また、それを調整する教師の役目も求められているのです。「土台」が「安定」していると、そこで学ぶ子どもたちの身体も心も、そして授業も「安定」します。(Amazon販売サイトより引用)

全ページフルカラーで55のアイテムが紹介されているのがありがたい。白黒だと「ん?ここはどうなってんの?」ということがたまにありますから。(まぁ滅多にないですが)

特に学級掲示については画期的だなぁと思いました。曲げ板とマグネットクリップを使って、子どもたちができるほど手軽に「貼る」「移動する」「外す」が可能なのはプチ働き方改革にもなりますね。(ただ、「風で飛ばないのかな」とは思いました)

ひとりごと

こんな感じでベッドの中ではひたすら読書に勤しんでいたわけですが、やはり熱がある時はガッツリ学ぶのは無理です。というかやる気が出ません(笑)きっと二日間も寝込むことなんてそうそうないので、ゆとりのある読書を心がけるのがいいなと思いました。

39度の高熱はしんどかったけど、積読が3冊も消化されてよかったです(笑)


ぶっく📚


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