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#4 どーゆーなりゆきで建築にvol.2 諦めが早かった私が現役建築学生の皆さんに建築学生であることを楽しんでほしいと願う話

お元気です。

こないだの続き
note散歩中に たまたま出会った
#どーゆーなりゆきで建築に
という ハッシュタグ

苦しんだ 大学受験を終えて
晴れて建築学生になった私の話です。

私の進学した大学は
工学部建築学科 なので
意匠 計画 構造 環境
の4つの分野で構成された
カリキュラムになってました。

入学して初めのガイダンスで
どんな授業がいつ取れるのか
一覧表をもらいます。

間取りを見てるのが好きだったので、
絶対意匠でしょ!
ってその時は思ってました。


・建築意匠は芸術だ

お題が出されて、考えて来なさいよーって
コンセプトとか、模型とか、
1つのお題に1ヶ月かけて練り上げて
週1回エスキースがあって、
最終プレゼンボードと模型を提出する
デザインの授業。

途中経過を担当教授にみてもらうのですが
もーぅ、ボッコボコにされるわけですよ。

どんどんカタチを変えられていく模型を見て
うぇ、私の睡眠時間3時間分が、、、
なんて思ったりもして。

徹夜で課題をやろうって発想が
すでに間違ってるんですけど、

デザイン以外にも授業や課題はあるし
学校が終わってからバイトもあったし
サークルにも入ったので、そっちにも行きたいし。

提出ギリギリまで作ってる人も多いし
大体の人は徹夜で目がヤバい。

ゼロから1を作り出す難しさと
人の分だけ感性があることを痛感した私は、
後々研究室選びに影響することはわかっていながらも
1年生でデザインの授業を取るのをやめました。

それくらい 嫌でした。笑

やっぱ センスって 大切なんですよね。

あんなに夢見てたのに
自分 設計 向いてないわ!!!
って すぐに割り切れました。

あと、でっかい模型を電車で運ぶのも 嫌でした。笑

大学で 世界堂の大きい袋を持った学生を見かけたら
おつかれさまの優しい目で見てあげてください。

チャリンコで爆風起こすのは、禁止です。

2年生でデザインの授業とらなくなって
心に余裕が生まれた頃、
ゼミが一緒だった女の子が

先輩のアイデア融合させればいいんだよ〜

って言ってて

その手があったわーーー

って崩れ落ちました。

真面目にやってる人には申し訳ない行為ですが
単位獲得のためなら、これもありかなと。

作るモノとコンセプトが決まってしまえば
模型もプレボもホイホイ作れちゃいますからね。

時間掛ける所をどうするか
どこに重点をおくのか
たまには妥協も必要です。

学生なんですから、
学生のうちに。

これ、建たないよ?ってやつを
提案してみればいいんですよ。

大人になったら
現実的か 物理的に建つのか コスト 工期 法律など
気にしなきゃいけないものは
いっぱい出て来ちゃうんですもん。

・選択肢が狭まった状態の研究室選び

4つの分野の中で
意匠 計画 の研究室は、2年生後期まで
デザインの授業を取り続けないと
応募資格がないので
この時点で私に残された選択肢は
構造 環境 の2つのみ。

かといって その2つの分野で頑張る💪🏻
みたいなのもなくて、
自学科の授業は最低限必要なやつだけ取って
あとは他学科の授業を取りまくっていました。

バイトで家に帰ってくるのは
だいたい深夜3時とか。

朝起きられるわけもなく、
学校をサボることが増えて
研究室選ぶ3年後期に
ちょっとだけ、
あ、もっと真面目にやっとけば良かった
って思うようになりました。

歴史系の研究室とか、
けっこう楽しそうだった。

勉強よりも 遊びにフォーカスした4年間でしたね。
自業自得。

研究室を選べる程の努力はしていなかったので、
私でも入れそうで、ちゃんと卒業もできそうな
無難な研究室に入りました。

卒業しても集まるーみたいな仲ではないけど、
大量の杏仁豆腐作ったり
いきなりYouTubeで怖い話流し始めたり
絶妙にヘタクソなサカナクション熱唱する人がいたり
教授に誰が1番に添削お願いするか目で会話したり
楽しかったです。

卒研ちょー大変でしたけど。
研究がってより 発表準備が。

内容が良くても 見た目がイマイチだったら
見る気にならない
って教授は言ってました。

たしかに。

社会人になっても 心掛けてることです。

私が選んだのは、光環境について。
LED照明を用いた体育館で感じるグレアは
競技へ影響はないのかってゆうテーマでした。

一言で建築って言われますが、
ほんとうに幅が広くて、
歴史もあるし 時代によって変化していくので
奥深いなーと思います。

・就活の前話

環境系の研究室になりますが、
就職先は様々でした。

ゼネコン サブコン ハウスメーカー
設計事務所 メーカー インテリア

職種も
設計 施工管理 営業 販売

就活解禁される前(大学3年の秋頃)は
建築の仕事をしようなんて
全く考えていませんでした。

旅行代理店とか見てましたからね。

人よりも準備もそんなにしてなかったし
ちょっと遠回りしたので、みんなよりも
内定もらったのは遅かったです。

てか 周りが早すぎた。

建設業界自体、スピード感違った。

サークル同期で 建築学科だけ
就活終わるの
ぶっちぎりで早かったです。

就活終わるのは早かったですが、
卒論終わるのは ぶっちぎりで遅かったです。

理系あるある。
(だと思ってます。)

遠回りしたけど、
在学中も建築学生っぽくない私が
建設業界に辿り着いた道のりは
またこんど、綴ります。

それでは、また、ここで。

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