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今週気になったマーケティング的視点(2020.6.6)

先週から始めたインプットのストック化です。個人的に気になった、マーケティングに活かせそうなニュースや記事をまとめていきます。

先週のはこちら▼

アルが漫画全巻プレゼントキャンペーンを開始

Twitterで、気になってはいるけど読めていないマンガをシェアするとマンガ全巻が5名に当たるプレゼントキャンペーン。

Twitter上で行うプレゼントキャンペーンの代表といえば通称「フォロリツキャンペーン」と呼ばれるアカウントのフォローとキャンペーン投稿のリツイートが参加条件となるキャンペーンかと思います。

Twitterキャンペーンの難しいところは、懸賞アカウント(TLがキャンペーン投稿のリツイートで埋まっているキャンペーン専用アカウント)が大量に参加してきて、リツイートやフォロワーの、文字通り、数だけが増えていくところ。懸賞アカウントはキャンペーン時以外のエンゲージメントが非常に低いため、ぶっちゃけ増えても意味のない数字です。

とはいえ、参加ハードルを厳しくすると参加者は激減します。なのでキャンペーンの企画をする際には、事業インパクトと参加ハードルのうまい落とし所を見つけなければいけません。事業インパクトについては各事業ごとに狙うべき数字はありつつも、ことTwitterというSNSを使って事業を伸ばしていきたいのであれば、UGCは狙うべき指標の1つです。詳しくは下記のnoteで

アルのキャンペーンに話を戻すと、事業インパクトと参加ハードルの設定がとてもうまくて、「ああ、こんなにうまいキャンペーンって作れるんだな」と膝を打つ気分でした。実際、現場で仕事をしているとどちらかに比重を置いて設計してしまうのは、キャンペーンの企画をされたことのある方なら心当たりがあるかと思います。

なにがうまいかざっくりお話すると、

事業インパクト:自社サービスに関するUGCが増える、Twitterアカウントのフォロワーが増える、マンガに関するUGCが増える(※)

参加ハードル:「気になってるけど手が出せてない」という絶妙なテーマ(大体1つはあるし、投稿時にマンガに対する感想もいらない、しかも会話の種にもなる)、LP上で簡単に投稿を作成できる、景品がマンガ全巻

※アルの創業者であるけんすうさんはマンガが売れるためには、マンガの話題が出ることが重要だとnoteで話しています。

前noteで、UGCを生むためには①場をつくって、②投稿ハードルを下げて、③インセンティブを与えるって書いたんですが、うまいこと全部クリアしていて、特にLPで簡単に投稿を作成できる(画像つきのツイートができる)ってのは、めっちゃ参考になるなって思いました。(キャンペーン開始時から若干LPが変わっている気がして、UGCをつくるところへのこだわりを感じる...)

マック既存店の売上髙2ヶ月連続増加 客単価は上場以来最大の伸び

日本マクドナルドホールディングスは5月の既存店売上高が前年同月と比べて15.2%増えたと発表。
まとめ買いが多い持ち帰りやドライブスルー、宅配の利用が堅調。外食全体が落ち込むなか、マクドナルドは自宅での食事需要を取り込めた。
家族など複数人での利用が多いドライブスルーや宅配の利用が増えたことに加え、ハンバーガー「チキンタツタ」など期間限定商品の売れ行きも好調。一方で客数は前年同月比20.7%減だった。

そういえば、最近の3人分のセットのクーポンの種類が増えましたよね。こういった家族利用が増えたんでしょうか。

ポケモンGO売上は1週間で25億円 コロナ後に70%増加

ポケモンGOの週あたりの売上が、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて70%近く増加。
支出額の大半を占めたのは米国人ユーザーで、週あたり780万ドルを課金。
売上増に転じたタイミングは世界の大都市でロックダウンが実施され、米国民の多くが自宅待機を求められたタイミング。
ナイアンティックは3月初旬から感染拡大の影響を受けた国々で「コミュニティ・デイ」や「レイドアワー」などの人が集まるイベントを延期や中止にし、対人戦の「GOバトルリーグ」を無料にしたほか、家の中で楽しめる機能を強化した。

自宅でポケモンがよく出るようになったり、イベントが解放されたりとコロナ対策にかなり力を入れている様子。一方で、一度自宅でも遊べるようになってしまったポケGOを、再度外で遊ぶようになるのかは注目したいです。

NewsTVがテレビCMを視聴したユーザーにターゲティング可能なSNS広告配信を可能に

スマートテレビの視聴データを連携し、特定の番組やテレビCMを視聴したユーザーにSNSを通じてビデオリリースをターゲティング配信できる「TV視聴データターゲティング」の提供を開始。
SNSでの広告配信時にセグメントデータを連携。特定の番組・テレビCMを視聴したユーザーにのみ、ビデオリリースをターゲティング配信する。
広告主側はテレビCMだけでは伝えきれない内容を、情報量を増やしてユーザーに再度届けることができ、商品・サービスの理解をより促進することが期待できる。
また視聴するユーザー側は、テレビで見流してしまった情報にビデオリリースを経由して再度接触できるため、興味を持ったサービスを深く知るきっかけを得ることができる。

Web広告が拡大してきても未だにTVの力は強いので、TVとデジタルで連携して補完し合えるのはいいですね。NewsTVがやるからしょうがないかもしれないけど、プレスリリース情報以外もデジタルで配信できるようにできるともっといいなあと思ったり。
ちなみにスマートテレビの普及率は20%ほど(2018年)らしく、配信対象がどこまで広がるのかは気になる。

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今週はあまり情報をインプットできていない気がするんですが、アルのキャンペーン事例でこんなことできるのかと思ったのはとても良かったです。UGC絡めて集客にも成功したキャンペーンあったら探してまとめてみようかなと思いました。

今週はこれで。

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