国家予算を分析して遊んでみた

12月22日に令和6年度予算案が閣議決定されました。今後は1月に予算案が国会に提出され、会期末までに予算成立を目指します。

岸田政権は問題山積ですが、はたして予算案を通すことはできるんでしょうか。

ちなみに予算案提出は1月なので、予算書の形でオープンになるのは1月になると思われます。そこで今回は今年度つまり令和5年度予算を分析して遊んでみたいと思います。

いきなりですが、一般会計のうち、令和4年度から令和5年度でが一番増加率の高い予算科目は何だと思いますか。

ハイ、正解は、国土交通省 (項) 国際観光旅客税財源独立行政法人国際観光振興機構運営費 (目)独立行政法人国際観光振興機構国際観光旅客税財源勘定運営費交付金でした。

令和4年度は1,000千円つまり100万円でしたが、令和5年度は7,116,327千円つまり、71億円余りと対前年度比で711,633%となっています。7千倍ですね。

まあこれにはお察しかと思いますが、国際観光旅客税財源と書いてあるとおり、国際観光旅客税を財源にしている科目なので、コロナ禍では観光旅客がほぼいなかったわけでですから、令和4年度に少なかったのも理解できますね。

ちなみに、国土交通省が公表している行政レビューシートhttps://www.mlit.go.jp/page/content/001512943.xlsxによれば、

事業の目的
「海外における観光宣伝、外国人観光旅客に対する観光案内その他外国人観光旅客の来訪の促進に必要な業務を効率的に行うことにより、国際観光の振興を図る。 」
事業概要
「・外国人観光旅客の来訪を促進するための宣伝(訪日グローバルキャンペーンの本格実施、ICT、デジタルマーケティングの活用等による我が国の魅力発信のレベルアップ等)・・・」

と書いてありました。つまり観光促進に使われているお金ということですね。

さて今回は令和4年度から令和5年度でが一番増加率の高い予算科目を見てきました。ではまた次回。

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