見出し画像

映画『プラットフォーム』を観て。


PLATFORM/プラットフォーム


上層から降りてくる料理の乗った台。
下層に行くにつれて料理は食べられ、少なくなり
仕舞いには空の食器が散乱するだけの台が降りてくる。

一ヶ月毎に階が変動し
その場所で一ヶ月生きて行かなければならない。

同じ階の人間を食べる者、耐えられず自ら死を選ぶ者
上層へ行けば助かると信じ、上の階にロープを投げる者
下層まで料理が届くよう皿に料理を分けるもの


怖かった。
今の世界へのメッセージ的な話だろうと思ったけれど、
私が今不安に感じていることと重なって怖くなった。

高齢の祖父、病気の母、がりがりの父、社会的自立ができない妹
管理しきれない土地、あちこちガタのきている家屋

今、健康なうちは良いけれど
もし誰かが入院したら?家族が亡くなったら?

なるようにしかならないと家族は言うが、
明日まともにご飯が食べらる保証はない。


地に足をつけよう。
そう強く考えさせられた作品でした。





この記事が参加している募集

#映画感想文

67,333件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?