芸術と詩の詰まった漫画 『ブルーピリオド』
昨年読んで、もっとも面白いと感じた作品が『ブルーピリオド』でした。
これまでデザイナーさんたちと仕事をしたり、芸大出身の友人はいたものの、彼らのバックグラウンドを知る機会がありませんでした。
ブルーピリオドでは、芸術大学を目指す学生の受験にスポットライトをあて、その過酷さや心境を、まるで詩のような言葉で紡いでいきます。
芸大受験の難しさとは
一般的な大学入試を受けていると、旧帝大の難しさ、早慶やMARCHはこのくらいで、どのような特徴があって...と理解できていたのですが、芸大は全く想像がつきませんでした。
「そもそも芸大ってどんなところがあるの...?」
「東京藝大に多摩美、武蔵美...は知っているけれど、その違いは全くわからない...」
そんな疑問に対して、さっそく1巻で説明してくれています。
(この時点で、全く知らない世界を見始められて、好奇心がくすぐられます笑)
芸大受験の難易度
倍率は50倍を超え、現役受験生が受かるための難易度はさらに高いそう。
紡がれる詩的な言葉たち
主人公が、芸大受験に対して迷いを感じていることに、先生は語りかけます。こんな先生に出会える幸せありますよね。
また、主人公は専門学校に通い始めるのですが、そこでも担当の先生から様々なアドバイスを受けます。単に絵を描くではなく、好きなものを表現すること。
何より『ブルーピリオド』自体がアートである
そう感じさせるほど、小説で出会うような詩的な言葉選び、そしてキャンバスに描かれたようなタッチ。つい引き込まれる魅力が満載しています。
まだ4巻までしか出ていないので、ぜひ手にとってみてください〜
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