目の前にいる人をどれだけ大切にできているか
友達や
仕事仲間や
クライアントさんや
親や子供や兄弟
大切な人
みなさんの前には誰がいますか?
話をしたり
同じ時間を過ごしたり
一緒に仕事をしている中で
その人との時間を過ごしているはずなのに
どこか頭の中で
あれはどうしたっけ
これもやんなきゃいけないな
あの人に連絡返しなきゃ
明日までにあれしなきゃ
やらなきゃいけないことに追われて
目の前にある人や物や事に集中していない事がある
それって相手を大切にできているのだろうか
病院で看護師をしていた時を思い返すと
時間でやらなきゃいけない治療や
(点滴とか外科的な処置などなど)
全体で動くようなケアや
(清潔ケアとかおむつ交換などなど)
緊急入院対応や
ナースコール対応や
急変対応もあったりして
次から次へとやらなくてはいけない事が多くて
患者さんと話す時も
脳裏には
「やばい、〇〇がまだ終わってない」
「つぎはあれやらなきゃ」
「〇〇先生来てるから、あれ確認したいな」
とか
少なからず
次に動く行動も一緒に頭の中に浮かんでいた
余裕がある時は心にも余裕があって、幾分は、やさしい顔もできていたかもしれない
患者さんには丁寧に向きあう事を心がけていたけれど
そう考えると丁寧さには欠けていたと思う
そんな仕事の仕方に疑問も感じ
大きな葛藤も感じていた
そんな中
同僚の看護師で
同じように忙しくしているのに
後輩の看護師や同僚の看護師から
「〇〇ってどうするんでしたっけ?」
「〇〇がわからなくて...」
と相談された時に
必ず足を止めて
その人の方を向いて
丁寧に分かりやすく説明してあげる人がいた
そしてまたさっそうと自分の仕事に戻っていく
相手のために
忙しいながらもちゃんと向き合っている姿が見て取れて
私はひそかに尊敬していた
その人は周りの看護師からも信頼されていたし
頼りにされていた
私だったら、もちろん質問にも答えるし
嫌な顔もしないけど
人からはちゃんと対応してくれてたと思われてたとしても
正直、頭の中や心では余裕がなくて
まっすぐ目の前の人に向き合えていたかというと
「いま忙しいよ」
っていう雰囲気は出てしまっていたのではないかと思う
いま、目の前の人と関わる中で
その人の話に
その人の気持ちに
その人の表情に
集中して、向き合って
関わることができているだろうか
その人は言いたい事を飲み込まずに言えているだろうか
忙しい日々の中でも
目の前の人との時間を
丁寧に過ごして
丁寧に向き合って生きていきたいし
そういう人でありたいと思う
目の前にいる人のその一瞬一瞬の時間も
私のその一瞬一瞬の時間も
過ぎたら
あなたという人生の一部になり
私という人生の一部になる
生きることはその一瞬一瞬の繰り返し
だからこそ
関わる人とは忙しかろうが余裕がなかろうが
目の前にいる人と、その一瞬を大切に
素敵な時間を作っていきたい
そう思う
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