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CIID Winter School Tokyo ServiceDesign Day1

こんにちわ!はじめまして、株式会社リブセンスのデザイナー、ゆいです。

都内でデザイナーとして働きつつ、兼業で画家になりたいです。UIUX設計したり、休日は絵を描いたり、最近では少しずつ英語の勉強したりしていましす。

SNS
日々の思考・メモなど:ツイッタ@n_m_yy
イラスト、落書き:インスタ:@n_m_yy

CIIDデザインスクールに参加しています。

会社にご支援を頂き、2020/02/10~14の5日間コペンハーゲン初のデザイン教育機関CIIDが短期実践型デザインスクールに参加してきました。日本初上陸だそうです。主に扱う問題はSDGsです。
私は部署で必要なUXを強化したいと思いService Designを専攻しました。

まだ気力がある1日目のうちにレポートを書いておこうと思います。

簡単な私のプロフィール
英語…TOIEC400点代の英語初心者。CIIDの前に3ヶ月ほどオンライン英会話を22時間ほどやったのみ。
デザイン…UIUXデザイナー。前職ではサービスデザインのサポートも行っていた。アプリとウェブのUIデザイン、IA、サービス設計支援(デザインシンキングを基本とした発散収束への参加)、UX設計支援(コンセプトや概要、ストーリーの設計)の経験がある
参加した背景…プロダクトのUX設計が必要になったが前職での経験しかないので経験を増やしたくて参加。今回はフィールドワークに期待!

Introduction

会場にはたくさんのフルーツとフォカッチャとコーヒーがありました。さすが海外発カンファレンスです。普段より2時間ほど早起きしお腹が空いていたのでラッキーでした✌

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CIIDの全体の紹介はアローナさんの個人的経歴から始まりました。コカ・コーラ社で働いていたとき、ガラスを叩くと中身の量によって音が異なるように、横線を入れたパッケージを提案したそうです。ですが、当時「ボトルのデザインは変えられない」と即却下。ところが最近は、ラベルに名前が入ったり色々なデザインが展開され自由になってきたそう。
このことから学べることは「アイディアをNOと言われても新しいアイディアを出し続けよう!」で、CIIDに望むときのアドバイスでした。

最近は人間中心設計から生活中心設計に変化し、個人の満足から人と人のつながりに重点が置かれるようになりました。CIIDではお互いから学ぶことやコネクションを大事にしましょう〜とのことです。こんな感じでイントロダクションは終わり、各クラスごとに別れ、いよいよ授業の始まりです!

サービスデザインとは?身近な具体例

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この辺、翻訳機のチャンネルがわからず途中からしかメモを取れませんでした…みんないつ翻訳機のチャンネル知ったの 😭
アスペルガーの男の子(講師の弟さん?親戚?)が行った、サービスデザインの実践的で身近な例を聞きました。彼はセラピーの中で生活がしやすくなるような解決策を探っていました。最初はアプリにしたくなかったのですが、「多くの人」が持っているディバイスで、アスペルガー同士だけが持つような「特別」にしないためにアプリが良いとなったそうです。普通セラピーはセラピストと当事者の関係に閉じがちですが、閉じないようにオープンにプロトタイプを作り改善を回してみたそうです!
最初は紙でできたとても簡単なプロトタイプから実際に使えるようなアプリに改善していく過程をビデオで見ました。

講師の方の経歴

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その流れから講師の個人的な経歴の話を伺いました。経歴詳しくはこちら▼

デザインシンキングは、「デザイナーのように考える」発祥なのでデザイン出身ではないSimon Herzogさんとデザインシンキングのお膝元IDEOで働いていたMomo Miyazakiさんに習えるのは素晴らしいですね。

デザインシンキングについて

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デザインシンキングは発散と収束を交互に行い、選択肢を増やして解決策を探る手法・マインドです。これは本質的な問題がわかっていないときに有効です!何が問題なのかわかってないけど何がかうまく行ってないときってありますよね。そういうときに使える方法です。余談ですが、最近弊社のデザイナーに広めたいと思っていたので良いタイミングです💪

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デザイナー・開発者は部屋のなかで考えるより、実際困っている・困っていそうな人に聞きに行くこと大事にしましょう!

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会社だと部門別で縦割りですが、ユーザー絡みたら境目がないことに注意しないといけません。

タッチポイントについて

問題がはっきりしたら、その問題を解決するために必要なサービスとステークホルダーすべての接点と行動を可視化してみましょう。これをサービスブループリントといいます。

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ユーザーとの接点、全てがタッチポイントになります。タッチポイントは、どんなに些細なことでもユーザーの印象を決定することになる場合があります。このあたりについては以下の書籍がわかりやすいかなと思いました。

ワーク①タッチポイントを集めよう!

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重要なタッチポイントの一つとして、サービスをやめるときの体験が挙げられます。すごく良いサービスでもやめるとき大変だと人に勧めづらいので、やめてほしくなくてもやめやすい、意思を尊重することが大事です!
付箋でマッピングする際は、文字だけでなくイラストにすることも有効です。文字だけでは読み返すことが大変で、絵はイメージを簡単に共有できる。想起しやすのもポイントです。
以上の説明を踏まえて、ランチタイムを利用し、体験と、タッチポイントを集めてみました!
▼詳細▼

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ワーク②サービスブループリントを作ってみよう!

たまたま同じテーブルだったタイ出身のおそらくサービスデザイナーさんとスタートアップで働く中国出身のかた、と弊社のerinaさんとボランティアの方の5人チームでした。カタコトの英語で会話しながら作業はとても楽しくすすみました。
今回はBefore/During/afterの3段階だけですが本当はもっと細く切ります。サービスブループリントは独りでしか作ったことがなかったので他の方と作業できて楽しかったです!これはぜひ不動産ユニットでもやりたい。

▼実際作った写真▼

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実際やってみて、感情の揺れ方は個人によって異なりますね。なのでインタビューなどを行ってみましょう。

インタビューについて

インタビューについては最も知りたかったあたりなのでとても興味深く聞くことができました!そのため本当に自分用のメモになってしまっています。あまりメモ画像は読まなくて良いので文字でサマっておきます。

簡単にまとめると…
- インタビューは同じような答えが5人目安で集まったらやめる
 →行動で分類し1クラスターあたり5,6人目安
- 同じ意見を多くの人が言った<<<<<個人のアイディア・気づき
   →自分が気になることを優先する)
- 結果よりも理由を優先し尊重する
- 本を読むより実践でしかうまくなれない
- YES/NOで答えられる質問をしない
 →答えを導く質問はしない

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インタビューについて:質疑応答

とても興味深かったので頑張って質問してみました。以前5人くらいのチームでインタビューを行ったとき、被験者は10人程でしたが分析しきれなかった過去があります。そのためインタビュー/インタビュアーの人数のバランスを聞きました。

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チームが3人だと少ないので、その場合はインタビュー人数も絞るそうです。やはり25人は結構チームが大きいときなのかな?と思いました。英語ができないので「何人チームでしたか?」ととっさに聞けず。

以下は他の方の質問です。

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私の疲れがメモに出てきております…
さて。一通りインタビューに関する座学が終わったら、すぐさま実践です!時刻は16時ころ。終了は18時です。

FIRLD WORK - Interview

今回の(私にとっての)目玉、フィールドワークです!1日目でもうやるのか!とびっくりしました。
適当に座った席から、講師の方が語学力や経験を踏まえて席替えをしてくれました。Non-Japanese混合の席から日本人だけのチームへ移動。英語を勉強しに来たのではないので余分な負担が減ったのですが、多様性を学べるインパクトは小さくなりました。安心したような残念なような。英語勉強しよ、と心に誓いました。

▼課題はこんな感じ▼

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私は某お菓子メーカーの方とコンビを組んだのでFood&nutritionにしました。食いしん坊なのでとても関心があります。質問事項をきめるときのやり方は特に支持されていないんですが、質問したいことを付箋で発散し、グループ化して抽象的な項目タイトルを付け、A4一枚にまとめておきました。
それを持参し早速会議室から飛び出しました!約1.5hで5人にインタビューし、1日目は解散しました。インタビューの日本語すらしどろもどろになり「私は何を質問しているんだろ?」となっているところを、コンビの方が助けてくれたおかげでインタビューはなんとか成立する場面もありました。相手の方は誠実で話しやすそうな雰囲気な上に、頭の回転も早く、きちんとした「社会人の大人」の方でした。襟付きのシャツのようなしっかりした服装をしていたことも良かったのだと思います。本当にご迷惑おかけしました…どうもありがとうございました。

お疲れさまです!

今日は以上になります。おそらく明日は疲れて書けない気がします!
→書けました!

今日学べてよかったこと

1.自分の知識の裏付けができた
2.同じ会社のデザイナーと聞けたので、均等な情報を持つ人がいて安心
3.少しだけコミュニケーション手伝えた

実は最近まで自分がサービスデザインの経験が豊富な方だということをわかっていませんでした…。前職ではファシリテーター側でしたがメインではなくサポートだったからです。しかし、その経験も十分貴重だったことが最近わかりとても驚きました。多謝。
さらに今回、サービスデザインやデザインシンキングの手法について現職のデザイナーと一緒に学べたので、社内の知識が偏らないも大事だなと思いました。

また、前職でで描くように指導されいつも意識して付箋に絵を描いていたのですが、現職場では自己アピールを行っているように写っていたかもしれません。しかし今度からキチンと裏付けを説明してみたいです。ありがとうCIID〜
あとは、簡単な英語を簡単に意訳して日本語で伝える事ができたのでレアジョブのチューターさんありがとう。

参考書籍:デザインシンキング

デザインシンキングについては、予備知識として以下の書籍を読んでいたほうが話をスムーズに深く理解することができると思いました。こちらは前職のときに読んだのですが、読んでおいて本当に良かったと思いました。

もっとわかりやすいところから!という方はこちらのほうがおすすめです。

2020/02/11 リンクが切れていたので追記しました

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