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紅まどんな

12月の中旬のことである。

実は、Katherineさんの記事で、ふと思い出したのだ。今年、我が家は、チャレンジしないのか、と。


家内は、mercariで、市場よりも安めにみかんを大量に購入する。

mercariには、かなり美味しいと信頼のある農家が、少し傷があったり、既定の色や大きさでなかったり、農協に持って行けないようなみかんを、簡易な包装のうえで売り出していて。家内は、そのうちの、ある農家さんのファンで。そこでしか、購入しない。

味は、文句なし。市場価格よりも、かなり安い。そのかわり、傷物、色褪せもの、大きさはまちまち。そんな、B級品なのである。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。

我が家は、それで十分。見た目よりも、質重視だからな。


うむ。


そんな家内は、毎年一箱だけ、紅まどんなを購入する。だが、売り出しが出ても、争奪戦で。即座に完売になる。だから、運が良くないと、入手できない。

家内は、今年は、なかなか獲得できないのだと嘆いていた。そして、こうも言った。


神様が、贅沢するなと言っているんだと思う。


紅まどんなは、私のような庶民にはかなり高価なのである。


そして、私は、諦めていた。しばらく。



すると、12月中旬のある日、家内が、帰宅するなり、私に言った。

コジくん、神様が、与えてくれた。


そして、届いたのが、これである。


B級品だから、割れているものも、ある。予めそれは、購入注意事項に入れられていて。織り込み済みなのである。

紅まどんなは、割れていても美味しい

宅急便のN君に文句を言っても詮無きことで。傷を見るに、直近の輸送途上に、恐らくついた傷であることは明白で。つまりは、みかんが箱の中でぶつかり合って、弾みで割れたのである。

私は、何の躊躇も無く、それを食べた。なぜならば、フードロスハンターだからであるが。

めちゃくちゃ美味しかった。家内には、無傷な部分を分けて。半分こ。そして、農家さんに、受け取りのお礼を書いて、家内が投稿した。


子供たちに、家内は、今年の紅まどんなの入荷を、声高に伝えた。とうとう、我が家に正月がやってくるのである。紅まどんなの、とっておきの。


ところが。私に、家内は、言った。

コジくんは、ダイエット中だし。子供に過保護にするために買ったんだから、数は、3つまでね。今、ひとつ、食べたからね。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

半分こ、だったよね?ひとつじゃ、ないよね。


無論、そんなことは、家内の耳には、届かない。


マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。


だから。


これで、いいのだ。



年末。体重は、こんな感じで。つまり、停滞している。数年ぶりの、70kg台キープは、まだまだ、遠い。

70kg台定着は、まだ、夢だ

■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。

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