ストック
ながた師範から、花粉症に効果があるらしいと教えてもらい、ヨーグルトとマーマレードを、合わせて食している。
マーマレードは、セブンのマーマレードをストックして使っていたが、それがなくなり、買いに行こうとしたところ、他のがあるからと、これを渡された。
味は、ほぼ、同じだ。味わおうというところも、無い。
だが、こういう、高級パンに塗るものは、家内も、考えて、そのお店のものを、使う。
長女の自宅に通うことが、結構、ある。その時に、この、パン屋さんに、時々、立ち寄る。そして、長女と、半分こして、持って帰り、週末の日曜日などは、それが、出てくる。
今回は、マーマレードも、晴れパンの、特製だ。パンも、マーマレードも、長女と、半分こ、したらしい。
心の中の、リトルkojuroが、感心して、つぶやいた。
ちゃっかりしてる。
美味しさも、幸せも、分かち合う、半分こ。
家内も、長女も、それで納得しているのだから、それで、いい。
長女のことろのトースターは、高級なトースターだ。
心の中の、リトルkojuroが、ちょっと残念そうに、つぶやいた。
これで食べると、我が家で食べるよりも、美味しいのだろうなあ。
我が家のトースターは、義母の、譲りものだ。
マーマレードは、もう少しで、また、無くなりそうだ。
家内にそれを伝えると、こう、言った。
まだ、ストック、あるから。もらいもので。
どうやら、これも、長女が誰かからもらったものを、譲り受けたらしい。
心の中の、リトルkojuroが、静かにつぶやいた。
いつか、マーマレードは、作ってあげるとか、言ってたよな。
家内が、言った。
何か?
心の中の、リトルkojuroの声は、聞こえていないはずだ。
ヨーグルトとマーマレードのおかげで、花粉症が、和らいできた気がする。秋の、花粉症のシーズンに、効果がある程度、分かるだろう。
私は、静かに、言った。
新しい、ストック、ありがとう。
そう言って、私は、ストック棚の扉を、静かに、締めた。
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