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小魚

目の前に、食べる小魚がある。この手の小魚は、幼い頃からおやつとして食べていた。おやつというよりは、出汁だしに使うような小魚をちょっと拝借して勝手に食べていたのである。

私は、幼い頃から悪ガキである。

わざわざ「たべる」小魚として売っていることに時代の流れを感じる


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

念のために、賞味期限を確認しておけば良いのではない?


そして、確認すると。

一年前に切れている…

なるほど、やはり、切れている。

これは、自宅に戻ってきた長女が、持って帰ってきたもので。

コジくん、こういうの、好きだったよね。


と、声をかけてくれて、もらったものである。まあ、大した賞味期限切れではないので、食べることにした。


思い返せば、3月の中旬。こんなものも食べた。家内の仕事が忙しくなり、帰って来れなくなってきたときに、冷蔵庫を確かめて、古いものから食べていこうとした。すると、こんなものが出てきて。

おでん。もれなく、賞味期限切れ

賞味期限を確かめると、やはり、少し前に切れていた。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

フードロスハンター(注1)ならば、いくべきだろ。


そして、たいらげた。


また、目の前に、こんなものがある。卵は、賞味期限が書いてあっても、それから随分ともつのだという。だが、これは少し、躊躇してしまう。

当然のことながら、賞味期限切れ


ネットで調べて、家内が、大丈夫だと言っているが……。


長女も、まだまだ大丈夫だと言う。長女の情報源は、家内である。出所は一緒だ。だからというわけではないのだが、私は、ちょっと、信じられないのである。

早めに、ゆで卵にして食べよう。私が。子供に食べさせるのは、ちょっと、躊躇ためらわれる。


ところで。以前の記事に、庵忠名人から、こんなコメントを頂いた。


名人から、こういうコメントを頂いた

庵忠名人と言えば、教養と良識の大家たいかであられる人だ。架空の秘密結社、詭弁論部でも、名人とか、代官と言われるくらいの方である。



だが、心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

弘法も筆の誤りというのは、あるのかもな。


よく見ると、「フードロスファイター」と、書いてある。いやいや、名人、私は、自称、「フードロスハンター(注1 )」なのです。


また、心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

いやいや。これは、名人一流の、ジョークかもよ。ちょっと、からかわれてるんじゃない?


なるほど。


やはり、名人は、深い。この一言で、私は、1日自問自答することになるだろう。ふむ。


家内は、あるプロジェクトに参画していて。仕事が忙しくて、事務所の側のホテルに寝泊まりしている。日曜日の深夜に戻り、月曜日の昼過ぎにはまた、ホテルに泊まりに行って、そこで仕事をしているのである。

マッサージは、とんと、しなくなった。そのかわりに、家内の健康のことを心配をしている。これならば、マッサージをしているほうが、よほど良かった。



心の中の、リトルkokuroが、ボソリと、つぶやいた。


さっちゃん(注2)は、それよりも、卵のことは、気にするなっていってると思うよ。

よもや、廃棄処分なんてしないだろうって。


それよりも、今日のテーマは小魚だったはずが、すっかり、卵の話題にとられていると思うのは、私だけだろうか?


それは、ちょっと、気になる。




日頃のやりとりからすると、家内は元気なようである。



だから。


これで、いいのだ。


(注1)世界中で社会問題にもなっている、フードロスを無くすために、まずは身の回りの賞味期限切れを無くすように、ひとたび賞味期限切れとなった商品をチェックし、たとえ賞味期限が切れていても、匂いや色や味見から食べられるかどうかを真剣に判断し、食べられるものと判断したものは、無闇に廃棄せずにきちんと頂く。そういう活動をする、ボランティアのこと。私が勝手に作った造語である。

(注2)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキの関係で「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。

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