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リキ日記_グラフ

ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。

我が家のハリネズミの名前は、リキという。


先日、夏の暑さ対策で、湿度温度計を購入したということを書いた。


この湿度温度計に、ハブをつなぎ、実は、エアコンのスイッチをON、OFFできるようにしている。


この夏、4回ほど、エアコンのスイッチを入れることがあった。部屋の温度が、30℃になろうとしていたからである。


リキの快適温度というか、生活できる温度は、24℃から、29℃である。意外に、範囲が狭い。

それ以外の温度が続くと、冬眠や夏眠状態に動かなくなり、やがては力尽きてしまう。

この夏を超えられるかが、ひとつのチャレンジだった。

まだ暑い日も戻ってくるとは言え、もう秋。ひと夏、何とか、持ちこたえた。


リキの体重計測と、湿度温度は、見ている。体重計測は、アナログで、リキを秤に乗せてあげないと計れないが、温度湿度計は、アプリでチェックしている。

この夏、こんな感じだった。

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そしてここ最近、こんな感じだ。

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温度は、落ち着いてきている。我が家は、冬、比較的、寒い。本来、冬こそ正念場だ。ヒーターもあるが、エアコンをどう操作したりするかが、重要になってくるはずである。

まだまだ、来年まで、この湿度温度計は、観察していく必要がある。何でもそうだが、ひとつのシーズンを通り越さねば、本当のサイクルは、掴めない。


家内は、リキへの投資については、凄く大目に見てくれている。私が、語尾に、こう、付け加えるからである。


これは、リキの命がかかっているのだ。


これが、今の私の、殺し文句である。



心の中の、リトルkojuroが、苦笑いを浮かべて、つぶやいた。

命を救うためなのに、殺しちゃ、ダメだな。


だが、敵も然る者。家内は、私が何かのミッションに対して抗議の声を上げようとしていることを察知すると、こう、言い返してくる。

そんなことを言うと、リキが泣くよ。


リキは、ハリネズミなので、泣かない。だが、私が抗議をすると、泣くそうだ。リキは、便利に使われている。

我が家の老夫婦に。


だが、リキが泣くよ。の、家内の言葉に、リキのこんなシーンを思い出すのである。


ハリネズミは、危険を察知すると、シューシューと、音を出してハリを逆立て、近づくと、ハリを当てて攻撃してくる。

ハリネズミの、唯一の攻撃が、この、ハリ攻撃である。

それが通用しないとなると、丸まって防御をひたすら、続ける。

私からすると、可愛いものだ。

吠えたり、噛みついたりは、絶対にしない。


家内は、また今夜も、要求してくるのである。

リキが泣くよ。マッサージしないと。私に。


何度も言うが、リキは、ハリネズミなので、泣かない。だが、ひょっとしたら泣くかも知れないので、私は、マッサージをすることにしている。


マッサージをすると、家内は、上機嫌である。

家内が上機嫌だと、我が家は、明るく、そして、平和である。


だから。


これで、いいのだ。


【追記】

先日、ご紹介したchihayaさんの、ステッチだが、これが、完成品だ。何とも可愛くて。嬉しすぎる。


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