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家内は、完璧を目指しつつ、実は、本質は横着であると私は結論づけているのであるが、やはり横着、雑であるということがよくわかる事象が、ここかしこに見受けられるのである。

それは、こういうところだ。

サンダルが、別々に、雑然と放り込まれている

全く、片付けるつもりがない。


心の中の、リトルkojuroが、ため息混じりに、ボソリと、つぶやいた。

きちんと片付けるという、基本的な意識が全く感じられないな。


私には、ポイ活、クーポン、節約に口うるさい家内が、こういう、ちょっと気をつければ、あるいは習慣づければいいことについて面倒臭がるのを、理解できないのである。

普通に片付けることと、あらゆる情報を駆使して節約すること。どちらが簡単かを考えると、誰が考えても、前者であろう。

一度、家内の頭脳の中を、ミクロの小ささになって侵入し、眺めてみたいものだと思うのである。


この他にも、不可思議な現象は、いろいろある。必ず蓋を閉めない。ゴミは、出しっ放しにする。水回りの掃除はしない。枚挙にいとまがない。

人は、誰しも、得意と不得意がある。私にしても、そうだ。だが、論理的に簡単なことからやっていこうというのが、人間としての意識なのだろうと思う。その論理が、家内には通用しない。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

横着というか、雑なのだろうけれど、単なる雑ではないんだろうね。

つまり、雑ではなくて、複雑なんだろうね。


ソファーを振り返ると、家内が、にっこりと笑っている。


いろいろとサンダルのことを話しながら、どうしてそういうことをするのかと、問うてみると、笑いながら、こういう答えが返ってきた。

そういうことは、コジくんがやってくれているから。

だからみんなで、コジくんを雇っているんだよ。


心の中の、リトルkojuroが、驚いて、つぶやいた。

雇っている?


家内は、それに気付いたのか、すぐに、言い直した。

いやいや。みんな、コジくんを頼りにしているのよ。


そして、また、笑った。

ミッション発動だ。


マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。


だから。


これで、いいのだ。









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