腰
10月の下旬の頃。とうとう重い腰を上げて、ウォーキング以外の運動を手がけていくことにした。
とは言え、いきなりジム通いは、資金負担も精神的な面も辛い。だから、まずは手始めに、既に数年前に購入していたリングフィットアドベンチャーを、やっていくことにした。
私は、スイッチという、ゲーム機を使ったことが無い。それこそ、スイッチの入れ方自体もわからない。
テレビへの繋ぎ方も、充電器のインタフェースが、TypeCだということも知らなかった。だから、ゲーム機を買ったのは良いとしても、億劫で使おうとはしなかった。
ある土曜日の朝、渋々のように、リングフィットアドベンチャーのパッケージを開ける。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
なんだか、良い格言が書いてあるじゃん。
ここで、思ったのである。私も、ここまで弱っているのだから、家内も必ず弱っているはず。だから、家内にも、適度な運動をするように勧めなければいけない。
そう思って、ソファーを振り返ると、家内が、脚を指さして笑っていた。
だが、怯まずに思いを伝えると、あくびをしながら返してきた。
そうそう。運動をしようにも、どうも脚がだるくて取りかかれないから、まずは、落ち着いて、マッサージから始めようか。
……。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。