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ソール
長男のお古の靴を使っていたのは遠い昔で。家内のきつい助言というか、叱責の中で、強制的に廃棄されてしまったのである。
その靴の名前は、コッツと言った。
この靴、このご時世になる直前の12月7日に修理が出来上がり、そこから履いて。長男から私が引き継いで、2年間、頑張ってもらった。
このご時世で、当初は、外出することさえ制限されたが、それでも出社したり、外出したりする方で。1年もてばいいと思いつつ、2年、頑張ってくれた。
ただ、その時、靴底がなかなかフィットせず。ソールを購入した。
すると、これがかなり心地よく、使い続けていたのである。
その後替えた靴は、長男の靴よりもリーズナブルな靴で。
ほどほど以上に歩く方なので、1年もてばいいと思いつつ、今、履いている。そして、10ヶ月になる。
リーズナブルな靴は、すり減りが早い。外底もそうだが、内底も、かなりすり減ってきていて。足の裏が痛くなり、今回も、ソールを購入することにした。
そもそも、ソールは、私は、ほぼ使わない主義だ。面の皮と同じく、足の裏の皮も厚いらしい。
だが、この靴、だんだんと内底が減ってきて。足の裏が痛くなってきて。とうとう、我慢できないほどになってきた。
そこで、ソールを入れることにして、事務所のすぐ近くで購入した。そして入れてみると。なんと、脚の痛みもなくなり、履き心地がすごく良くなった。
ソールひとつで、こんなに快適になるものかと、ちょっと、びっくりした。
帰宅して。玄関でそれぞれの家族の靴を観てみると、家内は、ソールを入れている。長女と長男は入れていない。次女は、スニーカーなので、そもそも入れない。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃん(注1)は、一歩先をいっているね。
夜、ソファーで。ソールのことを話すと、静かに言われた。
ソールはね。靴底を守るためにも、入れた方が良いのよ。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、そもそも長男が飼い出したハリネズミのリキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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