復活祭
ちょうど夏休みに入る前日、8月10日。まだ家内は、帰宅しておらず。長男と長女と3人暮らしをしているときだ。
長女が夏風邪を引いた。とにかく39℃近い熱が出て、喉が異常に痛いという。
その直前に私が夏風邪を引き、一晩だけ、38.1℃の熱が出た。確かに喉も痛かったが、どちらかというと、熱中症っぽい感じがしていた。
長女は、その日から夏休みだったが、症状がかなり長い間続いた。喉の痛みがとにかく酷く、食べ物が飲み込めず。ずっと寝ていた。
3日ほど経つと、少し和らいできたようで、足の裏をマッサージせよとミッションが下り、これに勤しんだ。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
マッサージミッションは、女王陛下(注1)の専売特許じゃなかったんだね。
そして、そんなこんなで1週間が経った17日。こんなことを言い出した。
コジくんのせいで、私の大切な夏休みが無為に過ぎ去った。
……。
そして、回復したから、精をつけたい。焼き肉に行こうと言い出し。長男は深夜までのシフトだったので、ふたりで焼き肉屋に行った。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
ここの焼き肉、美味しいけど、ちょっと、高いんだよな。
長女は、予約。支払いは、全額私。長女が最後に言った。
コジくん、ビール飲んで良いよ。
そう。ありがとう。
食べ終わったとき、長女は、こう、締めくくった。
ご馳走様でした。
あの日、長女M(注2)が焼き肉に連れて行けと言っていると家内にヘルプLINEを入れたところ、家内は、連れて行ってあげてとだけコメントを入れてきたが。
そんなこんなを家内に話そうとしたら、家内が、マッサージしながら話そうかと、持ちかけてきた。
今夜は、家内が楽しみにしているドラマの最終回があるので。長い夜になりそうだ。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
(注2)長男はJ、長女はM、次女はHということで、今後は、時々、そう表現することにする。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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