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【その他】🌞長期相場予報☔(更新:2023/6/16)※7月15日補足あり

※旧「当面のポジ・ネガ要素について」です。気づいたことがあれば追加更新していきます。

【まずは、これまでの経緯を確認しよう】

2020年

3月に世界中で大金融緩和が始まり、大きな金融相場が開始された。これに伴い逆業績相場が終了し、新たな相場サイクルの幕開けとなった。

金融相場で伸びる銘柄は、公共株、金融株(バロメータとしての役割もあるので要観察)、素材株(鉄鋼等)であるため、三菱UFJ銀行⇒日本製鉄という順番で銘柄観察を行ってきた。これは予想通り的中となった。

2021年

2月に日経平均は高値をつけ、金融相場は中盤戦と思われた。金融相場のクライマックスは夏枯れ相場を挟んで2021年末に到来すると予想した。案の定夏枯れ相場が到来し、高値から調整するにはちょうど良いタイミングであった。これで心置きなく年末の株高を迎えられる…はずだった。

年末は株高に向かうと思いきや、岸田総理誕生によりデフレ歓迎政策にまさかの逆戻り。米国株が堅調に伸びてインフレ(≒経済回復、成長路線)が進む中、コロナ被害の一番小さかった日本だけがむしろ伸び悩むという情けない展開に。金融相場のクライマックスは盛り上がらないどころか盛り下がり、2021年を終えた。これにて金融相場は終了である。業績相場が本格的に開始される前には調整を挟むため、2022年2~3月は要警戒と見る。

2022年

日経平均は見どころがないまま横這い調整が継続。3月のメジャーSQにかけての攻防は凄まじく、日本株は大きく売られた。しかしマザーズ銘柄の一部には強さも見られ、業績相場への移行を思わせる片鱗も見られた。

米国は金利上昇へ。当初の予想を大きく上回る利上げの連続で、完全に逆業績相場へと向かいつつあることが明白となった。米国が冬を迎えつつある中で日本株は業績相場、つまり夏が来る片鱗が見えている。米国経済の停滞を懸念してか、日本株の業績相場も静かに進行した。私はこれを「サイレントな業績相場」と呼んでいる。

米国から逃げ出した資金が日本に向かうなら、日本株の業績相場後半戦は明るいものになるだろう。

2023年

5月段階で大きな動きは無し。世間は米国経済が全てだと思っているので、日本株も何もかも不景気入りだとの見方が強い。セルインメイを警戒せよ、という情報が増加。

しかし日本株は明確に底堅くなっており、資金が集まってきているのは確実。あとはいつ始まるか?である。夏枯れを挟んで秋に始まるのか、一気に夏から上昇が始まるのか。これは蓋を開けてみないとわからない。

業績相場後半戦が到来するのは明白であり、セオリー通りなら成長株も含めて幅広い銘柄に資金が分散していくだろう。そういう意味で銘柄選びは少し難しくなるので30%程度利益が出たら出遅れ株にどんどん乗り換えていくくらいの気持ちが良いと思う。配当で稼ぐよりはキャピタルゲインを狙う期間となる。

現在

6月に入り、夏枯れではなく一気に仕掛けるシナリオに傾いた。外国勢の買いだと思われる。アベノミクスの時同様、日本人はあまり株を買えていないだろう…。日経平均は33000円台へ到達し、バリュー株の株価訂正が進んでいる。出遅れ銘柄も少なくなってきたので、ここからは更に上昇を狙える銘柄を選ぶこと。つまり、来期業績の成長率が大きい企業を買わなくてはならない。

【ポジティブ要素】

○業績相場の後半戦が開始。予想通り成長株にも資金が流入し、大きく化ける銘柄が出てくる時期。10年ぶりのお祭到来㊗

○日本株に資金が流入しており、長期サイクルの観点から見ても日本株は新時代に突入。それは数年~十数年後の「日本経済再生長期」を確定付けるものであり、実態経済にもいずれ波及していく。現在は再成長期に向けた最後の混乱期だと思っていい。1945年から高度経済成長期移行までの戦後混乱期と同じ様なもの。

【ネガティブ要素】

○米国経済と米国株にしか興味のない日本人が大半だったので、日本人の多くは日本株をしっかり買っていない。アベノミクスの時同様に外国人が儲ける展開になりつつあり、日本人の貧困化はもう少し加速してしまうだろう。

○台湾侵攻が数年内には現実になる可能性がある。日本株の業績相場が終われば当然逆金融相場に入る。それが2024年として、日本でも金利が上昇して逆業績相場入りするのは2025年頃か?この時期にショック安は起こりやすいので、台湾侵攻が原因となる可能性はある。ただ、今度の逆金融相場、逆業績相場はそれほど大きな沈み込みにはならないと思う。

○今は混乱期の真っ最中なので、日本人の精神性は荒みきっている。犯罪の増加、世代間のいがみ合いなど。

【今後の相場予想】

※2023年7月15日 補足
恐らくシナリオ②に沿って進む可能性が高いと見ています。

理由①
業績相場の本当の最終盤は大型株の飛躍で終了するはず。大型株の株高ピークはまだ来ていない、それに先行するはずの中小型株の株高ピークもまだ来ていない。まずは中小型株の株高ピークが年末に来る見込みが高い。

理由②
同じく業績相場の最終盤は、「金利高の中での株高」となる(これが大型株の株高ピークと重なる)。まだ金利は上がっていないし、上がり始めたとして2023年中に利上げ完了するには時間が足りなさ過ぎる。恐らく2024年前半に金利上昇 ⇒ 2024年中盤以降に業績相場の最終盤。

以下に図解も掲載する。

2025年はかなり高い確率で逆金融相場入りとなる。
世間の反応にご注意。今現在(2023年7月15日)も投資の先生や靴磨きの少年たちが大量発生中。

補足ここまで

【注目セクターなど】

金融相場は明らかに終了しているので引き続き金融株、素材株などに新規で乗るのはナンセンス。素材株も業績相場前半までがピークなのでお奨めとは言いにくい。業績相場後半は前半と異なり活況の様子が可視化されてくるうえ、幅広いセクターに資金が流入するだろう。

株価が突飛高する成長株も出てくるはずなので、グロース株のターンが到来か。昨年までは選ぶとしても「好財務に裏打ちされたバリュー要素の強い新興株を選んだ方が良い」と申し上げてきたが、成長性重視に切り替えても良い頃

特に長期的な目線では不動産関連は面白いのではないか。日本の不動産価値は地の底から這い上がれずにいるが、インフレに伴い資産価値は必ず回復に向かう。

また、中古販売の企業もこの後は利益を回復すると見ている。現在はようやくモノの流通が回復し、新品が大量に出回っている状況。しばらくすると中古市場も活発になってくるだろう。中古自動車、リサイクル用品、古着など中古品市場に注目したい。

私が特定の銘柄を推奨することは無いが、考え方は下記の資料が非常に参考になる。

業績相場は後半戦へ 「可視化された」業績相場の開始

王道株1.5倍投資法(金融相場~業績相場に有効なスタイル

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