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業績相場は後半戦へ 「可視化された」業績相場の開始

この資料は、2022年10月10日に配信した「業績相場の戦略を見直そう」の続編です。続編とは言ってもこのテキストから読み始めても大丈夫ですよ。何故なら、この半年の間に日本株市場は大きな変化のタイミングを迎えました。業績相場の前半戦が終わり、後半戦に突入したからです。相場の景色は明確に変わったので、意識すべきポイントや観察ポイントを変えたり、銘柄選定をし直すことが必要な時期になったのです。

今回の内容は業績相場の後半戦が終わるまで必要かつ使えるものなので、理解すると相場への取り組み方は効率的になると思います。

今回のテーマは「敗者復活戦」

前回の資料【業績相場の戦略を見直そう】では、今後は業績が続伸する企業と失速する企業に二分化されるので、それを見極めて銘柄を「取捨選択」することが重要だとお伝えしました。あれから半年経った現在、3月末本決算の数字も見えてきました。

では、無事に続伸した企業は来期も更に伸びていくのか?結論を先に言えば難しいでしょう。そのハードルはかなり高いものとなるからです。

例えば、昨年1億円の利益を出した企業が、今年5億円の利益を出せたら立派な業績と言えるでしょう。利益の成長率は5倍ですからね。
しかし、来期は更に5倍以上(25億円)の結果を出さないと、成長率は鈍ることになる。仮に来期10億円の利益で着地しても、成長率としては2倍。前年の5倍よりは鈍化してしまう。同じくらい利益を出せているにもかかわらず、です。

反対に、失速してしまった企業が来期も沈み続けるとは限りません。V字回復して営業利益が急拡大する銘柄も出てくるはずです。つまり、昨年取捨選択で捨てられた銘柄が敗者復活するのです。

今回はこの様に、業績の変化率を意識した分析を重視しました。業績相場が終われば、日本株市場にも一旦は逆金融相場、逆業績相場という厳しい期間ががやってきます。残された業績相場の期間で戦える銘柄を選ぶにはどんなポイントに注目すべきかを学びましょう!

自分の頭で考え、判断出来る投資家を目指す

ここからはいつもご説明している通りの注意書きですが、当方では特定の銘柄を推奨することは一切ありません。この資料の情報は、冒頭の投資方針に沿って銘柄を選ぶ場合「どんな銘柄たちが候補に挙がるか」を四季報を参考にスクリーニングしているに過ぎません。投資判断は各自の裁量によって行ってください。

銘柄の分析数値は客観性を重視しています。四季報の内容と、それらの数値を四則演算して得られるものを記載しています。四季報の数値から導き出された数値は理論値の一つでしかなく、銘柄の良し悪しや株価上昇の確率を意味するものではありません。

むしろ、この資料を読んで頂く方には「考え方」や「分析の仕方」を学んでほしいと思っています。困難な状況でも冷静さを忘れずに、自分の目に映る景色と感性を信じる力を持った投資家になってほしい。引いては、それが日本経済の再生と進化に繋がっていきます。

以上の点をご理解頂き、一緒に真剣に日本の未来のことを考えて頂けると幸いです。

今回の資料はPDF形式での配信となります。
ご購入頂いた後はダウンロードしてご利用ください。
二次配布などは禁止ですのでご了承ください。

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