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【コラム】国防と歴史を考える

去る週末は、投資家の仲間たちとサッポロビール博物館の見学をしてきました。この記事の内容は私が所属している「複眼経済塾」でも書きましたが、重要な内容だと感じているのでこちらでも報告しておきます。

留学生という驚異

私は北海道民ですが、アルコールとは無縁ということもあり、この様な見学ツアーに参加したことがありませんでした。ビールの醸造を世界から学び、日本式に磨き上げることや、サッポロビールの誕生から現在に至るまでの進化を知ることが出来て非常に面白かったです。

しかし、この見学を通して「留学生を招く恐ろしさ」に改めて気づかされたと感じています。ビールの醸造方法もそうですが、中進国以下の国は先進国から技を学ぶ(あるいは盗む)ことで発展します。 外国から技術を学び、祖国に持ち帰る役割を担うのは…そう、留学生です。日本も留学によって海外先進国より技術を持ち帰り、アレンジし、そうして多くの国をゴボウ抜きにし、世界トップにまで躍り出ていったわけです。

しかし当然、現在の日本は手本にされる側、盗まれる側です(もう既に追い抜かれた分野も少なくありませんが)。いずれはシェアを、利益を奪われることの恐ろしさにどれだけの人が危機感を憶えているでしょうか?
ましてや「自国の学生に金を出さないのに留学生を優遇するな」というニュースもつい最近話題になりましたね。シンプルに善し悪しの線引きをすることは難しそうな案件ですが、危機感は持った方が良いと思っています。
留学生を送り込む国家の立場は、投資家に似ているのでしょう。何年も先を見据えた、国家規模の投資なのです。

差別問題という大盾

私以外の仲間たちは、これも何かと話題になった「ウポポイ」にも足を運ばれたようです。ウポポイは北海道白老郡白老町にある「民族共生象徴空間」のことです。色々と背景に「事情」のある施設で、道民として、日本人としては複雑な目で見ています。 「差別をやめよう」「アイヌを守ろう」の姿勢は何も考えない大衆には体裁が整ったものに聴こえますが、背後に潜むプロパガンダや思惑はどうしても…見えてしまいます(個人の感想です)。

ロシアのやり方は完全に同じなのですよ。何故、アイヌ民族をロシアの先住民族として公式に認めたのでしょう?「自国の先住民族を迫害から守るため」という大義名分は簡単に手に入ってしまうのでしょう。

文化侵略は攻めの一手であることは言うまでもありません。そして近年の外国人の土地買いは、次の一手であることは間違いないでしょう。
見方を変えれば、既にあちこちで戦争は始まっており、我が国はもう立派な「戦時」状態です。

サッポロビールの歴史探訪とウポポイ、いずれにも共通する点は国防の重要性です🤔そういった点から、ぜひ皆さんが北海道にいらっしゃった際には、樋口季一郎の資料館などに足を運んで頂きたいところです。

樋口季一郎は、いわゆる「学校では教えてくれない」人物の一人です。終戦直後に交戦停止命令が軍の上層部から発令される中、攻め込んできたソ連軍を撃退する判断を下した影の英雄です。

アニメを嗜む人は「ゴールデンカムイ」も併せて観ることをオススメします。多少の脚色はあるのでしょうが、アイヌはひと括りでは扱えないこと、北方領土の重要性、旭川に駐屯していた第七師団の意義など、知らないことを教えてくれる要素がたくさんありますよ😇

(参考)「軍都」旭川の第七師団について

樋口季一郎は兵庫県に縁のある人物だし、当時の第七師団を構成する人員も東北に縁のある人が多かった。これは辺境の北海道という土地の歴史ではなく、重大な日本の歴史なのです。

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